夫婦漫才と言うのがある。

古くは、正司敏江・玲児に
鳳啓助・京唄子に人生幸朗・生恵幸子など。

不思議だったのは、一度結婚して離婚しても漫才は続ける。
昔は,この理由がわからなかった。

が、公私混同せずに相方はあくまで商売道具といった理屈が
近年になって分かってきた。 

最近の若手の男女コンビは珍しく、南海キャンデイーズなどは
恋人でも夫婦でもない。 

お仕事としての公私をしっかり分けているのがすごいなと思う。

本当のところは
男女のコンビは一度下半身も合体させて
公私混同しぐしゃぐしゃになった後に、
公私を分けた方が面白くなるのだろうか?

僕だったらありえない。

なので、お笑い芸人との結婚はありえない。 

ハートロッカーの監督は
以前ジョージキャメロンと結婚をしていた。

2年くらいで離婚したのだが
監督同士の結婚って言うのも意外である。

素人の僕は家でも映画の事を話し合うのか?
などと思ってしまうのだ。

現実的には話すだろうし、話さない時もあるだろうが
どのあたりまで話すのだろう?

そんな2人の作品が
本年度のアカデミーで対決。
元嫁がグランプリを獲得した作品である。

心のどこかに、
映画を見ながら
ジョージキャメロンの目線になってみた。
インタビューでは「面白かった」なんて書いてたが

実際はどうなんだろう?

「わしと話した会話の演出はいってるやんけ!」
と思いながら見たのか?

「この演出嫌いや言うてたやんけ!」
なのだろうか?

ゴシップネタは作品を純粋に見せてくれないので
痛し痒しの情報である。

さて、本題に入ろう。

僕はこの映画を演芸の出番の合間に見たのだ。
時間は1時間半の空き。
映画は約2時間。
30分足りないが暇つぶしに入って行った。
物語に入り込めなかったら途中で抜けよ。。
と思っていたら、映画が始まって10分で
気分はイラクに行っていた。
感情移入しながら見ていた残り10分
時間が無くなりあえなく退席。

肝心のラスト10分が見れなかった。

ラストの10分のメッセージがよかったらしい。
Twitterでこっそりメッセージで教えていただいた。

「戦争は麻薬である」

と、いった冒頭の言葉の意味がラストのシーンで
出てきたらしい。

さ!この戦争は麻薬についてである。

我が国日本国は戦争を放棄している。
それは、憲法第九条で定められてある。

ただ、問題なのは、そんな理想論は現実的に
世界的にまかり通るか?
って事である。
 
憲法第九条を守ろう!といった方は
人間はそもそも戦争するものといった前提で物事を話す。
ので、戦争反対と唱える時に戦争の勢いになる方が多い。

逆に第九条を変えよう!といった方は戦争など
しないといった前提で軍隊を持とうと話す。

ただ、言ってる方は自分は戦地に自らいかないだろう。

じゃー僕はって事だが
この辺りの答えは複雑である。

動物学の教授は人間の戦争は
猿の名残りだと言うのだ。

猿は猿を殺すと言うのである。
この視点から見ると、人は戦争をすると言ったものである。

脳科学のとある教授は人間の戦争は思想が大きいとの事。
本来人間の脳には殺すといったものを持って生まれてこず
教育で育つと言うのだ。

脳科学の方を信用したいところだ。

映画の冒頭に出てきた
「戦争は麻薬」
なら、麻薬って何なんだろう?

麻薬である戦争の現場の映像を
この映画では切り取ってリアルなのだが

平和を切り取るリアルはなんだろう?
と、思いながら見た。

いずれにせよ、
見ながらいろんな情報が頭に渦巻く映画であった。

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