前回記事の続きです。

 
まだまだ整理されていない若者議会の体制を整える組織はどこ??
 
という前回記事の続きですが、そこで今回は今期の記事でたまに取り上げられる「若者議会連盟」と若者議会を影で支える「若者議会事務局」について書いていこうと思います。
 
若者議会連盟とは??
といっても、現時点ではっきりとした実態が無い組織でこれは一つの問題となっています。
そもそもこの「若者議会連盟」というのは、昨今注目されている若者議会に対する県外視察や
講義登壇オファーが殺到した為、それに対する解決策として外部委託団体としてOBの一部に依頼された事が発端だと聞いています。
後は若者議会を卒業した人が若者政策について語る場所を作りたいという意味合いがあります。
私が聞いている限りの事業内容としては
 
・各自治体で行なわれる報告会への出張
・若者議会OB会としてのコミュニティスペースづくり
・若者議会の活動の軸をマニュアル化する
 
これら3点を業務委託する予定である。と聞いています。
 
で現在は??
実際都度状況を伺うと毎回言われるのがこれ。
 
「まだ法人化の手続きで止まっている・・・チーン」
 
既に3カ月は経過。
いつまで掛かるんだ…。
手続きに時間が掛かっているとしても活動の準備はどんどん進めていかないと駄目でしょう。
 
代表者は知っていますがこれまでに若者議会に長くかかわっている人物程度に留めておこうと思います。
また、その他ワーキング、第1期若者議会の中心で活動していた人が参加している事は聞いていますが未だに実態が見えないのはお粗末です。
 
私もメンター市民として関わる前後に事務局からお誘いを受けましたが、
現在委員のサポート役としての役目が重要だと感じていますし
活動の幅を広げるというのはある程度の覚悟が必要なのでしばらく様子を見ていました。
 
案の定、安請負いして全然前に進んでいないという状況が露になったので
まだまだ様子を見たいと思います。
 
過去若者議会委員で次年度以降若者議会に携わっていない人はとても多くいます。
これはとても残念だと思っています。
 
私は若者議会を知れば知るほど、若者政策における改革の要は
「大人の認識の変化」
であると実感しています。
しかし残念ながら若者議会を卒業したのほとんどは
「自由な発想でがんばって下さい!」
と関わらなくなってしまいます。
 
おいおい関係者が「若者を支える大人」にならなくてどうする?
 
「委員が主役」表面的な考え方だけ見ればそれでいいのかもしれません。
しかし、事の本質に向き合う人がもっと存在していなければいけない。
今はその人数が足りないと思っています。
 
「若者議会」は社会的な背景から突き上げられ生まれた団体だと思います。
前例がなく、培われてきた実績なども無いので試行錯誤をする現場。
それと別に一本の大きな軸を持ってレールを敷いていく立場の存在が必要だと思います。
 
明らかにそのポジションの委託を若者議会連盟は受けいるので
もう少し責任感と活動実態の危機感を感じて貰いたいところです。
 
自治推進課事務局(若者議会係)について
これまで何気なく事務局と言って来ましたが若者議会のサポート体制どうなってるの?
という部分あまり語ってこなかったと思います。
 
自治推進課の中に若者議会係があります。
主任を含めて3人です。
(自治推進課にはその他にもメンター職員として参加している人もいます。)
 
私が見ている範囲での業務は
 
・全体会の議事録提案、答申までのスケジュール管理
・視察などの受け入れ窓口
・若者議会関係の訪問対応
・各チームの分科会の参加、フォロー
・委員、メンターのフォロー
・すで実現されている若者総合政策、事業の運営補助
・若者議会で提案された事業と担当課との調整
 
たまに自治体関係者の訪問などの話を聞くと事務局がプレゼンを行っていると伺います。
これは若者議会連盟が機能していないからかもしれません。
まぁ見ていただければ一目瞭然ですがなかなかハードな業務をこなしています。
 
よく遅くまで仕事されていますし、各チームがバラバラに分科会を行うので
週のほとんど分科会が開催されているので21:00まで仕事があるのは基本でしょう。
それだけでなく委員の個別の相談などの対応や
私の話で言うと、若者議会の運営について夜中まで話し合う機会もたびたびあります。
 
事務局としての意見や方向性の提案は必然だと思いますが、
その根回し実務までを事務局に託すというのは現実難しいだろうと、
事務局に近い立場から言わせてもらうと感じています。
それに私はどちらかというと委員に寄り添ったポジションを徹底して貰いたいと思っています。
 
そういった実態ですので現在の状況は停滞しています。
当面の体制整備の目標は
「若者政策の正しい認識をもった大人を増やす」
メンター職員や学生・社会人OBの意識改革。
まずはそこからです。