でも、iDeCoの魅力は決してそれだけではありません。
iDeCoは、自らが支払う毎月の掛金で運用する金融商品を自分自身で選択することが出来るのです。
つまり、将来自らが受け取ることの出来る年金資金を自分で運用し、その結果、受け取ることの出来る金額も自分自身で決めることになります。
運用に成功して、何倍にもなるかもしれない。
或いは反対に、失敗して何分の一になるかもしれない。
こんなふうに言ってしまうと、なんだかギャンブルのように聞こえてしまいますね。
でも、こんな風には考えられないでしょうか。
今、私たちが加入している厚生年金も国民年金も、将来いくら受け取ることが出来るのでしょうか?
ただ、保険料として決められた額を徴収されるだけで、受け取ることが出来る金額なんて誰にも分かりません。だれも保証なんてしてくれません。まして、徴収された金額の運用は見ず知らずの他人任せです。
こちらの方が余程、不透明で不確定。
ギャンブル以上のギャンブルです。
それに比べると、自ら選び、自ら運用出来るiDeCoは全てが自己責任。
なんて公明で公正なのだろう・・・と。
でも、やっぱり・・・
「いや、私は投資なんて全く無縁で・・・やはり投機的なことは・・・。」
という方もおられるかもしれませんね。
どうぞご安心下さい。
そんな方にもピッタリの商品があります。
それは・・・
ズバリ、 『定期預金』 です。
そうです。みんながよく知っている、あの、『 定期預金 』です。
iDeCoにも選択できる運用方法の一つに、「定期預金」という選択肢があります。
こちらを選べば、確かに利殖という意味では魅力はないかもしれませんが、「 確実に貯める 」という意味においては、間違いはありません。
ただ貯めるだけなら金融機関で定期預金をすればいいだけの話です。
でも、思い出してみて下さい。
iDeCoなら、ただ貯めるだけではなく、
税金を安く出来るうえに、貯めることが出来るのです。
ただお金を同じように預けるだけなのに、かたや”すずめの涙”ほどの僅かばかりの利息だけ、かたや戻ってきた税金で家族みんなでの豪華な食事となれば、賢い納税者の方なら考える余地などありませんよね。
それが選ばれる理由の一つです。
(次回に続きます。 )
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written by Masao Okamoto
税務会計研究所
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