正義の女神テミス(Lady Justice)から






タロットカードの審判(Judgement)が
気になりはじめ




「ジャッジメント」という
タイトルの小説を読みました。

(なんでやねん笑い泣き



(数年前の話なんです、すみません…滝汗
時々過去の日記から抜粋して怠けております)

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【ジャッジメント】

大切な人を殺された者は言う。
「復讐してやりたい」と。

凶悪な事件が起きると人は言う。
「同じ目にあわせてやりたい」と。

犯罪が増加する一方の日本で
新しい法律「復讐法」が生まれた。

目には目を、歯には歯を―

この法律は果たして
被害者とその家族を救えるのだろうか!?

第33回小説推理新人賞受賞。
大型新人が世に問う、衝撃のデビュー作!!





この小説の世界の中では
「復讐法」があり


被害者遺族は

通常の刑法によって確定した
裁判の判決通りの刑罰を選ぶのか

「復讐法」を執行して
加害者に自らの手で合法的に復讐を果たすのか

そのどちらかを選択することができます。




しかし、その「復讐法」を執行するのは
被害者遺族当人のみに限られています。



復讐は合法化されているが
当人の手で復讐を遂げなければならない。




その極端な状況において


被害者遺族が
復讐法執行後に強い加害者意識に苛まれたり

復讐法を執行しないという決断を
「腰抜けだ」と世間からバッシングされたり

復讐法を執行している途中で
耐えきれず自死に至る被害者遺族がいたり




内容は非常に壮絶なもので

結局、どこを選んでもどこにも救いがなく
苦しみ続ける人々が綴られています。






もちろん著者は

実際には大切な人の命を
奪われたことのない方であると思います。





実際に被害者遺族である私が読むと


ご都合主義な創作だなとか
想像の域を出ない陳腐な描写だなとか

被害者の闇を軽く捉えすぎているなとか
被害者のこの振る舞いはまるで茶番だなとか

小説ですから
そう思えてしまう部分も確かにあります。





ですが、

小説としても興味深い題材で
読みやすく小気味よい展開だと思いますし

世間に被害者遺族の思いを想像させて
一つの問題提起を促すという意味でも

素晴らしい小説であると思いました。






この一冊をきっかけに

これまではたまたま
「対岸の火事」「他人事」であったけれど

いつ自分の身にふりかかってもおかしくない
このような「現実」はすぐ隣にある

ということを考えていただければと思います。






正直…

お子さんをなくされた方には
厳しすぎる内容ですので

まったくお薦めはできません

一般の方には
ぜひ目を通してみていただきたい作品です。





どれだけ時間が経とうとも

大切な人をうしなった被害者遺族は
救われない思いを抱えて生きています。




こころが壊れそうな中
大切な人を思って奮い立ち裁判に臨む中

ネットでの心ない風評被害
加害者のための裁判でさらに傷つき

加害者にどんなに重い刑罰がくだされようとも
やはり救われることはありません。




そのやりきれない思いを抱えながらも
私達は生きていくしかないのだと思います。





この「やりきれない思い」の前には

スピリチュアルなどなんの役にも立たず
「復讐」ですら溜飲を下げることはできず




愛する人のために気をしっかりもつこと
愛する人のために力強く立ち上がること


先日の話で言うならば
正義の女神テミスの剣と天秤を取り戻すこと


それくらいしか
生きる術はないのではないかと思います。





苦しい思いを胸にしながらも

もっともっと生きたかった…
もっともっとみんなと一緒にいたかった…

そんなあの子のために

どんなにボロボロになって血反吐を吐いても
私には「生きる」以外の選択肢はない。





時々ギブアップしそうになる、
精神が崩壊してしまいそうにもなる。



でも、自分の膝を地につけることを
私は決して自分に許さない。



「生きる」しかないのだ

生きなければならないのだ

じつは生かされてもいるのだ

と思っています。





愛するあの子のために現実を見て

愛するあの子のために
ほんの僅かでも現実を変えていきたい




この地球に足をつけている以上は
ここでしか体験できないことを

見て、聞いて、考えて、嗅いで、味わって
行っていく必要があるのだと思っています。







一日生きるたび、
あの子に会える日は一日近づく。


その日が来るまでは

あの子の母である強さを軸に
自分なりにこの苦しい現実を生ききりたい。



何度も何度も涙しながらも

あの子への愛で
残る命を燃やし尽くしたいと思っています。





夫の初夢は

雲の一部に光が差してきて
そこから息子の声が聞こえてきた

というものだったそうです。





姿は見えなかったそうですが

「いつもありがとう。大好きだよおねがいラブラブ

というメッセージをくれた息子。





そんな息子を通して

新しい気に満ちた一年のはじまりに
お空へ旅立った多くの子供たちを思います。





母である私達は
健気に思ってくれる子に対して

「いつもありがとう。大好きだよえーんラブラブ

ともっともっと深く、大きく、力強く
「母の愛」を送り続けたいものですね。




それはいつも想像以上に茨の道なのですが

息子を愛する自分
息子と私の愛の力を信じて

綺麗事ではなく夢物語でもなく
泥まみれの現実をしっかりと歩みたい。




この現実こそがあの子に直結する世界であり

あの子とのつながりと
あの子との未来を創る世界ですから!







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話は変わりますが

この度、22日の即位礼正殿の儀に合わせて
恩赦の実施が決まりました。




被害者遺族の一人として
法廷で涙ながらに闘ってきた私としては

恩赦というものの存在に
複雑な思いを抱かざるを得ません。




犯罪被害者への配慮から対象者や種類を
絞り込んだそうですが

行政は司法の決定に介入してはならない。



この時代錯誤な恩赦というものに
悲しみの中で踏み躙られる方もいるでしょう。


パフォーマンスとしても受け入れがたい
恩赦の実施を非常に残念に思っています。