お気楽月釜 |  金工と蒔絵そして茶道  ~工房 是空庵ブログ~の………追記ぶろぐ。

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茶道、お菓子、京都のことや作業のこと、、あれやこれやと、" つぶやき程度 "  に、頭の体操を兼ねて書いたり書かなかったり………

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今月のお気楽な月釜の趣向は桃の節句です。

 

軸は、「心ゆたかに」
花入は、竹一重切り。三田富子先生からの拝領品で、銘「双葉」。
小さくて可愛らしい竹花入れです。
花は、小豆猫ヤナギ。穂が出る前の芽が小豆のような紅い芽をしています。 
サンシュユと西王母椿。

香合は、立ち雛香合。今年は大きな7段雛は飾りませんでしたが、ちび雛を飾りました。左右の位置が違う京雛と関東雛です。

雛祭りなので、赤い毛氈を敷き、長板に見立てた黒布をセンター敷にしてみました。長板の1つ置き点前です。
水指、探幽作、四季花 
茶碗、桃形に桃絵のお茶碗
棗、加賀蒔絵の鴛鴦蒔絵大平棗
水次は見立て使いで、黄梅院のくじ引き景品にした鶯徳利を使い、鶯のささ鳴きをお聞かせしました。

 

菓子は菓子盆に盛り合わせました。桃大福、うすべに、糖蜜ボンボン。

三千年に1度実をつけるその桃を食べると不老長寿を得られると言う西王母の話にちなんで桃大福をお出ししました。
皆様、ワー嬉しい、長生き出来るわ!と喜んでいました。

 

一服目は平安時代の姫の絵付け茶碗と殿の絵付け茶碗でペア茶碗にしてみました。お客様は大河ドラマの光る君へが浮かびました、と微笑まれて盛り上がりました。
 
二服目には春の野、つくし絵、たんぽぽ絵、すみれ絵の茶碗でお出しして、一足早い春の野を楽しんでいただきました。
茶杓銘は春風に陽光を感じていただけるように「風光る」にしました。