福島県いわき市、青柳ピアノ教室
講師の青柳仁美です。
 
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5/1は「篠崎史紀・篠崎由紀ピアニストのための室内楽マスタークラスvol3」を代官山教会で聴講しました。
N響コンマスを引退されたばかりのマロ様こと篠崎史紀先生とジャスミン室内楽でお世話になっているマロ様の実弟、チェリストの篠崎由紀先生お2人によるハイドンのジプシートリオ全3楽章のマスタークラス。
ピアノはジャスミン室内楽受講生を中心に約20名の方達。

マロ先生の指摘はユーモアに溢れ、演奏は自由。沢山の引き出しをお持ちで何人のピアノ奏者との演奏も全部違う。

マロ先生曰く
・楽譜を見たら疑ってかかる!
楽譜のとおりに弾いてもつまらない演奏にしかならない。
・「楽譜」を弾くのではなく“アイデア”を弾く。
・作曲家を自分の親友のように思い、きちんと調べて演奏しなければならない。
(因みにハイドンはサプライズを曲の中に散りばめた作曲家だったとのこと)

マロ先生の自由とは、「何でもあり」ではなく、歴史や風土を踏まえた徹底的かつ的確な分析の裏付けからの演奏です。

『ハイドンはオーストリアの作曲家だけど、ハンガリー寄りの地域の出で、東欧の音楽に興味も深く知識もあった。当時のハンガリーの音楽はこんなふうに強拍を気持ち長めに弾く文化があったんだよね。だから、ここはそんなテイストを入れてみたらどうだろう。さぁ、やってみよう』

レッスンは10時から20時まで続きました。
残念ながら17時半には後ろ髪引かれる思いで退出。
それでも学び多い贅沢な1日を過ごさせて頂きました。


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