ジャイロスコープ伊坂幸太郎「ジャイロスコープ」です。短編集でした。伊坂作品については、長編の方で作風の変化が「第1期」「第2期」みたいな形で語られますが、本書の短編にもそういう作風の違いが確認できます。ということは、初期の伊坂作品が好きだった読者つまり私のような読者からすると、玉石混淆ということに。冒頭の「浜田青年ホントスカ」が面白かったぐらいであとはウーンという感じ。小説ではなく、あとがきの方が楽しいかもしれません。 ジャイロスコープ (新潮文庫)/新潮社¥594Amazon.co.jp