どうも、しゃれこうべです
今回は古代ギリシアのカルネアデスという哲学者が提起した、有名な思考実験「カルネアデスの板」をご紹介します


ある日、一隻の船が難破し、乗組員全員が海に投げ出されてしまいます。
一人の男は必死に泳ぎ、偶然見つけた船の板切れにすがりつきました。

なんとか助かったと思った矢先、この板切れにつかまろうとする別の乗組員が現れます。

できれば一緒につかまって助けを待ちたいところですが、この板切れは一人の重さにしか耐えられそうにありません。
板切れが沈んでしまえば、男も乗組員も溺れて死んでしまいます。

乗組員は必死に板切れにすがりつこうとしてきますが、男はやむを得ず乗組員を突き飛ばしました。
その結果、突き飛ばされた乗組員は掴まるものもなく力尽き、水死してしまいます。

さて、この男は無罪だと思いますか?それとも罪に問われるべきだと思いますか?


…という話でした
まあ、この話の本質としては「自分を守るために殺人を犯すのは正当なのか」ということですね

これを読んでいるあなたはどう思いましたか?

さらにこれが、ヨボヨボの老人だったら?屈強な男性だったら?小さな子供だったら?
また結論は変わってきませんか??


一応、現代日本の法律では、「緊急避難」に当たるために無罪になるそうですね
ただ、助かった人後味悪いだろうなぁ……


……と、暇なときにでも色々考えてみるのも面白いかもしれませんね

今日はこの辺で
ではでは