◆G種(DMキラサイ) 記憶2 | 雑種犬 G種ディアミリ/テニミュリョ桜王子/DCジンシェリ・秀明 等小話ブログ

pixivアップ予定、ミリィ記憶喪失ネタ冒頭。

 

「トールがいないこと、なんて説明する?」
「言わない方が良いよ、どれだけショックを受けるか…。カズイとフレイと一緒に、最近加勢したクサナギに移動したことにするのが無難じゃないかな」
「それしかないだろうな。…それと問題は…」
「…どうする、ディアッカ」
「………」

キラとサイは恐る恐るディアッカを見る。彼はずっと腕を組んで険しい表情をし、黙ったままだ。

「エターナルかクサナギから増員された、って説明は出来るけど…」
「何の弾みで思い出すか分からないよな。しばらく様子を見ながら、極力接触しない方が無難かも…」
「…あぁ、バスターがあるからAAを離れる訳にはいかないけど」

やっと彼は口を開いた。今一番困惑し、ショックを受けているのは間違いなく彼だろう。

「…大丈夫だって。あんなことがあっても、ミリィはちゃんと立ち直れた。ディアッカがいたからだ。信じてしばらく様子を見よう」
「そうだな、俺がサポートするから。俺、CICをどうするか、ブリッジで相談してくる」

サイが出ていくと、キラは優しく言った。

「きっと大丈夫だから、あまり思い詰めないで、ディアッカ」
「………なぁ、もしもどうしてもトールのこと、言わなきゃいけないことになったら、…俺が言うから」
「え、でも…」
「俺しかいないだろ、そんな汚れ役出来るの」
「…」

キラは何も言い返せなかった。彼女のどん底の状態、ふたりの医務室での件は、キラが不在の間に起きたので話でしか知らない。でもディアッカがいたから彼女は乗り越えられた、敵だった彼を仲間として迎え入れた。きっと大丈夫、このふたりなら。

→(連休中pixivアップ予定)
 

 

 

★今後アップ予定話リスト

初出撃(ムゥ)・らしさ/檻が必要/涙は見せない/記憶喪失/新たな道

小ネタ バスター/猫/計算?/スパイ 等々…。

 

 

 

 

 

 

今日も恐ろしい程暇で早上がり。稼げないけどテニミュラスト2日!