自分が発達障害とか知的障害に対する知識がない頃は
どんな事情があるにせよ
成長著しい子どもに向精神薬を服用させるなんて
ひどい親だなぁって思っていました。
※わたし自身、パニック障害の持病があるため
精神薬のリスクについては熟知しているつもりてます。
でもま～子の発達で悩み
発達障がいのことなどを調べていくうちに
ADHDゆえの衝動性などで
大ケガや、時には命の危険にさらされることもあるというのを知りました。
そして
初めから
『薬でおとなしくさせよう』
と
積極的に向精神薬を服用させる親なんて１人もいなくて
みんなみんな
薬で得られるメリットと、副作用や依存性などのデメリットとを天秤にかけて
子どもの安全を第１に考えて、メリットの方がデメリットを上回ると判断した上で
薬の服用に踏み切っていたんだなぁというのを知りました。
そこに至るまでにはたくさんの葛藤があり
いっぱい調べていっぱい悩んで出した
苦渋の決断なんだなって思いました。
なのにそんな過程を知りもせず
ただ『子どもに向精神薬を飲ませている』とそこだけを切り取って
・ひどい親だ
・虐待だ
・子どもがかわいそう
なんて投げかける言葉こそが
凶器であり、罪の深いものだなぁと
今は思っています…
どうして急にこんなことを書いたかというと
今日、友達に誘われて
とある子育てセミナーに参加してきたのですが
そこに来ていたママさんの１人が
やたらと向精神薬とかに詳しくて。。。
ちょうど『リスパダール』という統合失調症の治療薬について話していたのですが
『最近では、リスパダールが発達障がいの子どもにも服用可能になったんだよね…。
薬でおとなしくさせようとする親ってどうかしているよね』
ってね…。
そこからみんなで
子どもに向精神薬を飲ませる話しにフォーカスして
『あぁなんか聞いたことある
子どもは何も知らずに飲まされているんだもんね～。
ひどい話しだよね～。
まるで虐待だよね』
『睡眠薬飲ませる親とか自分が楽したいだけじゃんね～。』
とか…。
おいおいおい😰
ちょっと待って
と、物申したい気持ちでいっぱいでした。
でもさー
最初に書いたように
以前のわたしも、睡眠薬はさておいて向精神薬に関してはこの方たちと同じようなこと思っていたわけだし
それに皆さん、発達障がいのお子さん育てているわけでもなさそうだし
きっと発達障がいだとかADHDだとか
はたまた睡眠障害とかの知識なんにもないんだろうなって思いました😓
なので
『まぁ飲ませないに越したことはないけれど
皆さん何かしら事情があって飲ませているんだと思いますよ
』
くらいにとどめておきました。
わが家のぼっちゃまは
衝動性とかよりも
どちらかというと
自閉症ゆえのコミュニケーション能力の乏しさとかに悩んでいるので
今のところ薬の服用は考えていませんが
もしも
会話がスムーズにできるようになる薬💊
とかがあれば
リスクとかをきちんと調べた上で
服用を検討するかもしれません。
それは、わたしとスムーズに会話したいからというよりも
例えばこの前みたいに急に迷子になってしまった時には
やっぱり
『迷子になりました』
『⚪⚪幼稚園の⚪⚪⚪です』
とか言えた方が安心だから。
なんて余談はさて置いて…
自分の心のお部屋として
細々と続けているブログですし
こちらでの発信力なんて微々たるものではありますが
この場を借りて
子どもの夜泣きが鬱陶しいから薬飲ませて朝までぐっすり寝かそうぜ
💊
くらいの安易な気持ちで
向精神薬や睡眠薬を服用させている親御さんなんて
１人も居ないと思いますよ
ってことを
お伝えしたかったのですm(_ _)m