県の放射線教育の資料がひどすぎる | 東北から脱原発★

東北から脱原発★

ふるさとの 山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな(石川啄木)
・・・岩手の中心で、脱原発を叫ぶ★

岩手県が用意したという学校での放射線教育の資料。

岩手県民として、一人の大人として恥ずかしい。


電球から光は出るが、中性子線やα線やらは出ないよ。

放射性物質がとりこまれるということは、体の中で絶えず電球が光続けているということだ。
電球を間違って飲み込んだら普通は大騒ぎで取り出すだろうけど、とりだせないんだよ。

電球は人間の意思でスイッチオフ出来るけど、原発事故でばらまかれた放射性物質はスイッチオフ出来ないんだよ。

レントゲンは確かに医療に欠かせないけれど、日常生活で毎日レントゲン検査を年単位で受け続ける人はいないよ。

たばこは体に有害だ。
喫煙者はそれを承知で吸っている。
やめる意思があればやめられる。

今の環境にある放射性物質からの被ばくは、子どもたちも私たちも同意していないのにたばこを吸わされているのと同じこと。
しかも、たばこは未成年者は禁じられているはずだよね。
吸っちゃいけないし吸いたくないのに、避けられない。
どこにあるのか何に含まれているのかわからない。
だって目に見えないし香りもしないし味もないし!!


放射性物質は燃え盛る火だ。
体の外から中から、子どもたちの、私たちの体を痛め続ける。

火は水をかければ消えるかもしれない。
でも放射線は消えないよ。火は強い風で消えるかもしれない。
でも放射性物質は飛び散って拡がるだけ。


ギリシャ神話でパンドラが箱を開けてしまったとき、この世には憎しみや悲しみが拡がった。
パンドラの箱のふたを閉じ、かろうじて残されたものは「希望」だったという。

ふくいちの原発には何が残るのだろうか?