米国サブ・プライム問題が一山超え、米国短期金利市場も落ち着きを取り戻しつつある。 

先週金曜日 3.75 % で取引されていた米国 3ヶ月物 T. Bill は、同日米国緊急

利下げによる公定歩合 50 bp引き下げの影響を受け、翌月曜日にはその利回りを

2.50 % まで落とすという、1998 9  10月に起きた LTCM の危機、並びに

2001 9 11日の米国同時テロ後以来の金利低下を見せた。

緊急利下げが功を奏し、その後米国短期金利は徐々に元居た正常な水準へと後退。

昨日の 3ヶ月物 T. Bill利回りは 3.889 % と、米国利下げ前の水準まで戻してしまった。

上記動きと比例し、これまで大きく売られていた新興市場通貨および金利は、米国公定歩合

引き下げのあと急反発。 ところが米国金利がもと居た水準に戻し始めるとともに その動きも

日々緩慢となり、昨日は全般的に手がかり難から短期利益確定売りが目立つ一日となった。

 南アフリカ金融市場もそのひとつに数えられ、ランドもオーバーナイトで売りが先行。 対ドルで

 7.2000 のレンジで現地での取引が始まったあと、じりじりと後退し 7.3000 まで下落。 

その後米国時間午後から 若干反発するも、半値戻すのが精一杯。 結局 7.2450

引けている。

 南ア債券市場は終日堅調。 最近のランド高を受け非居住者の投資が徐々に舞い戻り

始めたこと。  また来週重要経済指標の発表が目白押しとなるが、国内の金利上昇を受け

事前予測ではその指数の大半が下落に転じていることなどを背景に、債券市場に打診買いが

散見されるようになった。 ただ活況という水準までは届いておらず、今しばらくの時間を必要と

しているようだ。


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