《6月の朝ラー探訪》
今回、早起きして訪問したのは、チョイと近場でと思い、清水区七ツ新屋の煮干ラーメン専門店
『ニュー酔軒』
へ。

朝9時開店早々、カウンター席が埋まってしまい、相変わらずの高い人気を誇っている。
ニュートラルの胃袋へ、オーソドックスに醤油ラーメンを送り込みたい衝動に駆られ、
『サッパリ煮干らぁ麺¥1000』
に、味玉くん¥120トッピングを施し、じっくり味わう。

煮干で賛否を問われるエグみやクセの強さを、かなり抑えており、昭和の醤油スープ薫る中華そばに近い完成度を楽しめた。

もっと早い朝でも、スムーズに完食できるバランス感に唸る。
麺を食べ終えたら、すかさず替玉ならぬ
『和え玉¥300』
を投入し、豚骨同様2ndステージを堪能するのが、此処でのルーティンと化して、久しい。

雑味の無いクリアな煮干醤油の魅力を存分に浴びる朝が何だかとっても眩しい。
また、6月の期間限定ラーメンがいよいよリリースされ、ファンとして、純粋にときめく。
其の名も、
『ニボレモン¥1300』

此方も、無論、同じく味玉くん¥120トッピングを忘れずに。
注目して待ち構えていると、キンキンの冷やしラーメンだったので、大いに意表を付く。

かなり濃厚な煮干ダシを抽出しているが、塩ベースのスープに、レモンエキスを注入する事で、先述した醤油とは、また異なるベクトルのサッパリ感を味わえ、興味深い煮干朝ラーを構築している。

レモンの酸味に負けない煮干のパワーは、食す事に圧倒的に醸す。
余韻にほのかに漂うレモンのホロ苦さと弾ける酸っぱさが、柑橘類ならではの夏の到来を歌っており、感慨深い食べ応えと云えよう。
麺を食べ終え、今回も、
『和え玉¥300』
で、第2の麺の扉を開けてみるのも、朝ラー好きの大いなる醍醐味。

麺をしっかり解してから、スープにくぐらせ、冷やしつけ麺にして、〆括る。
冷やしスープは、あまり温度が変わらないのが強みであり、冷却効果で引き締まった麺の喉越しと絡まり模様が最後までクセと化し、有意義にゴールを果たす。

夜勤明けは更にキツくなる夏になるのは、既に確定済なので、今年の夏は通い詰めて、酷暑を煮干の威力で忘れ去りたいと、6月の時点で悟る雨上がりの遅い朝なのであった。
では、最後に短歌を一首
『つゆダレや 弾くレモンの 涼む朝 煮干横切り カジる頬杖』
by全竜