7月1日、ついに行ってきました。
富士山。

 
開山日ということもあって、そこらへんにカメラがあります。
不思議に思ったのですが、どのカメラマンも許可無く、がっつり正面から撮るんですね。
 
 
蛍光色のベストの方々は、検温チェックしてくれるスタッフの方々です。
とても親切で、「いってらっしゃい」と送り出してくれました。
 
 
スタートはこんな感じの整備された林道です。
というか、富士山は比較的整備されていて、とても歩きやすかったです。
 
 
 
五合目までバスで上がっているので、最初からこんな風景が広がっています。
 
 
6合目から本格的な登山です。
 
 
 
基本、登山道は大幅な砂利道で、所々、砂利や小石にバランスを奪われます。
堅い地面を探しながら登る、そんな感じでした。
 
 
振り返れば、河口湖や山中湖が見えます。
 
 
行動中には雨は降りませんでしたが、何度か冷たい霧に包まれました。
山小屋は山肌に何軒もあります。
 
 
霧が晴れたかと思うと、直射日光攻撃。
 
 
富士山は、登山初心者の方が多くいるので、2年目の私は、ペースを狂わされて大変でした。
つぶれているので、追い抜くのですが、その度に、またハイペースで上がってきて、追い抜かれる、そして、また先でつぶれている。その繰り返しなので、こちらのペースも大きく乱れてしまいます。自分のペースの維持。今後も課題です。
 
 
城塞を思わせる山小屋もあります。このときは、呼吸が追いつかなくて、それでどころではありませんでしたが、今みるととても綺麗です。
 
 
この写真のわきで、小さな男の子が、「下山する!」と、おじいさんに駄々こねていました。
わかる、その気持ち。やまたてさんも、普通に諦めて帰りたい。
 
 
いつまで続くのかわからない蛇の道をひたすら上がります。
 
 
そして、到着したのが、本日のお宿蓬莱館さん。
とても丁寧なおもてなしで、逆流対策のため毛布を余分に貸してもらえました。
明日の日の出は4時半らしく、そのためには、1時半に出発しないといけないと、小屋番さんが教えてくれました。1時半・・・てか、朝、いや深夜から3時間も登らないといけんの・・・
 
 
12時に出発して、到着したのが、15時半。
標準タイムっぽいです。
再度確認。頂上までのこり160分。なんとなく、小屋を決めたけれども、初日はもっと距離が稼ぐためにもっと上の山小屋にしておけばよかったと大後悔。
もちろん、蓬莱館さんの施設は清潔で、静かでとてもよかったです。
 
 
こちらは、ちょっと休んで元気が出てから、蓬莱館さんの外で撮った写真。
今回も高山のとき特有の息切れがずっと続いています。
トレーニングで肺活量を増やせば、なんとかなると思っていましたが、反回神経麻痺の影響か、肺の機能は健常者と比べて半分程度しか動かせないようです。
悔しくてなりません。いつまで経っても、登山になれたり、楽になることはないのでしょう。
 
 
ご来光をみるために、頂上まで列が続いています。
暗い中、ベッドランプを使って登っていたときも、辛かったぁぁぁぁぁ。
 
 
スタッフの方が「あと五分でご来光ですよ~」とカウントダウンしてくれたおかげで、最後の力をふりしきり、上がっていきます。
 
 
で、到着したのが、4時28分。
まじか、やまたてさん。やるじゃん、やまたてさん。
ひさしぶりに自分のガッツを褒めてあげたくなりました。
 
 
こちらがそのときのご来光です。最初は位置があまりに下すぎて、太陽の光だとは思えませんでした。
 
 
テレビ風にご来光with登山者。
 
 
登って来たかいがあったーーーと思える瞬間です。
 
 
富士山のてっぺんには、気象観測所があります。
 
 
そして、そそくさと下山。なぜなら、下山に4時間もかかってしまうからです。
深夜1:30から登り初めて、歩くのを辞めてもいいのは、8時半。
なんそれ!!
 
 
ひたすら4時間。雄大な景色です。富士山は、登山道と下山道が分かれているので、気にする必要がありません。地面が柔らかなので、時々、すべって転びます。4回転びました。
 
 
途中、カープ帽をかぶった男の子に出会いました。ツアーバスでも見かけた子です。
あまりの長い下山道にお母さんにキレていました。
うん、わかる。ながすぎるよね、とほうもないよね、やまたてさんもさっき転んだときに、そのまま斜面をコロコロ転がってショートカットしようかと思ったもん。死ぬけどね。
 
 
5合目のツアーバス待合所に着いたのが8時40分。
ツアー専用の休憩室があって本当に助かりました。
 
今月はもう一つ2600meter級の山に登って、来月はいよいよ、登山者の夢、槍ヶ岳に挑戦の予定です。
 
ではでは。