今日8月24日はらじおんぱの日でした

 

☆radikoでは聞きのがしても

1週間以内は聴くことができます!

 

ぜひ1度聴いてください!

 

 

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まさかの体調不良(コロナだったのか?)に、一瞬怯みましたが、そうも言っておられず、獅子奮迅、何とか再起動中です。

 

というわけで

今週も穏やかに嫋やかにお届けすることができました。

 

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「いいじゃないの幸せならば / 佐良直美」(音源より)

 

高校時代の恩師から、昭和のレコード大賞受賞曲を採り上げたらどうですか?というアドバイスをいただきました。

 

現在の賞レースを否定するわけではなく(現在も名曲は生まれています)、令和の現在から思うと、その当時、特殊な音楽との接し方の中で生まれた、昭和の名曲の数々を掘り下げたい。

 

平成以降は音楽の聴き方や接し方が変わり、皆が一律に同じ曲を聴く時代ではなくなり、日本人全てが知っている、という曲がどんどん減っていったのは確かです。

 

テレビやラジオが情報収集の中心だった、昭和のヒット曲には、「国民的楽曲」と云わんばかりの重圧とそれに負けないクオリティがあった気がします。

 

思い切って「昭和」というカテゴリーでレコード大賞受賞曲を取り上げる「レコ大 これたい!(仮)」というコーナーを作りました。

 

(コーナータイトルは仮です😅)

 

ランダムに年度を選んでお届けする予定で、今回は昭和44年第11回の受賞曲「いいじゃないの幸せならば」を取り上げました。

 

いずみたくさんのシンプルなフレーズが少しづつ変化しながら折り重なっていく独特の作曲技法で作られた、1度聴いたら忘れないメロディー。

 

歌詞は岩谷時子さん。

とても退廃的な歌詞で、いずみたくさんは「なんという歌詞を持ってきたんだ」と述べたそうです。

 

佐良直美さんを調べると、かなりの血統で、清潔感のあるイメージ。僕も幼い頃の記憶にその姿は微かに残っていますが、少しボーイッシュ、中性的な印象で、ダークな印象はありません。

(田中星児さんと、記憶が混ざっているところもあり)

 

なぜ、こんな退廃的な歌詞を当てたのだろうか?

 

そういえば、この当時、浅川マキさんなどの台頭により、少しアンニュイな大人の世界、寺山修司さんのアングラな世界観などが、脚光を浴び始めた時代で、元々ジャズを歌っていた佐良直美さんに、風潮に合わせた楽曲を当てたのかもしれません。

 

しかし、沈み込むほど仄暗くなく、悲劇を受け入れる凛とした女性の、微かに滲む哀愁を表現している気がして、そのバランスがヒットにつながったのかも知れませんね。

 

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1969年昭和44年の出来事を少々。

 

7月20日 アポロ11号月面有人着陸。

 

8月27日 - 松竹映画『男はつらいよ』(渥美清主演・山田洋次監督)公開。第1作目!

 

8月15日〜8月17日 - ウッドストック・フェスティバル開催。

 

を取り上げました。

 

ちなみに“ウッドストック”は、40万人の音楽ファンを集めたモンスターイベントですが、ここで生まれた名演奏や、観客の熱狂などは素晴らしいものがありますが、片やドラックや肥大化してゆく“音楽産業”の根源的な側面もあります。

 

「2度とそこから出られない」という恐怖感を比喩にした「ホテル・カリフォルニア」にも、1969年が登場します。

 

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「America / 山弦」(音源より)

 

ウッドストックが登場したので、この時代のアメリカのカウンター・カルチャーやヒッピーについて少し語りました。

 

アメリカついでに8/25 天満のapartでのソロライブを紹介。

 

 

 

 

定期的にライブをしているのですが、古き良きアメリカのエッセンスが詰まったカフェで、今回は「僕の中のアメリカンルーツミュージックを探して〜look for America」とテーマを掲げました。

 

僕は様々な音楽を取り込んでここまで来ましたが、アメリカ音楽から得たモノも多く、例えば、ブルース、ロックンロール、ポップス、ジャズ、など

そういったモノを雑多にかき集めてプログラムしています。

 

“look for America”

 

はサイモン&ガーファンクルの「アメリカ」という曲のひと節で「アメリカ」と聴くとこのフレーズが浮かびます。

 

当時の迷える若者のささやかな旅模様を描いた作品ですが、60年代後半の、国としての喪失感から、皆が「アメリカを探している」という比喩になっています。

 

今回はスーパーギターユニット山弦の演奏による「アメリカ」をおかけしました。

 

ちなみに“山弦”は佐橋 佳幸(さはし よしゆき)さん小倉 博和(おぐら ひろかず)さん。

共にスタジオミュージシャンとして、様々なアーティストのサポートでギターを弾かれています。

 

余談ですが、佐橋さんの奥様は松たか子さんです。

 

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「Song for the Asking / Simon & Garfankel」(音源より)

 

歌詞はまるで二人の解散を比喩しているようで、切ないのですが、そんなことなどつゆ知らず、少年だった僕はメロディーの綺麗さに酔いしれました。

 

ギターも最高に格好いいんですよ。

 

サイモンとガーファンクルの流れから、ふと聴きたくなったのでおかけしました。

 

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「憂鬱な午後 / 岡崎泰正」(生演奏)

 

1カ月半に渡って、ソロライブのプロモーションとオリジナル曲の紹介を続けてきましたが、こういうスタイルでのオリジナル曲のピックアップは最後です。

 

 

 

 

学校の授業で、起立、礼、着席。

とやるときのピアノ伴奏があります。

 

「C→G7→C」

 

コード進行というものがあって、この和音をこの順番で聴くと、「始まって、終わる」という意識になります。

 

それが無数に組み合わさって、1曲になっていますが、この最後の和音を、少しひねくった響きにすると、何となく、収まりが悪い気がします。

 

それをあえて悪用して(笑)、全体的な曲調としては爽やかだけど、実はコード進行は、収まりが悪い。

 

それが重なると、無意識に「憂鬱」を産むんじゃないか?

 

という、実験精神で作ったギターインストオリジナルです。

 

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来週8/31は第5木曜日。ラジオでライブに挑む、恒例の“らじおんばー”の日ですが、8/28ライブにも参加するパーカッショニスト、ケンケンこと上沼健二さんをゲストに迎えて、ライブの余韻と共に、セッションライブを楽しみたいと思います。ご期待下さい!

 

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引き続きメッセージやリクエストお待ちしています!

 

 

 

 

ではまた次回!

 

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近々の出没情報はこちらをご参照ください!

 

 

 

 

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