こんにちは。ぼんじゅ~る。マツドアケミです。

雑貨屋さんの委託販売、市の販売、ネット販売。最近では,販路をたくさん持っている作家さんがたくさんいらっしゃるようですね。

「ハンドメイド雑貨アーティストデビュー」の中にも書いていますが、どこで販売をするのかによっても利益が違うため、それによって値段の付け方が違ってきます。

たとえば、委託販売の場合には、お店によって10~50%(お店のよって違います)の販売手数料が差し引かれます。

つまりは原価が500円なのに500円で販売をしてしまったら利益はゼロということです。

市で販売する場合には、出展料がかかりますので、それを経費として考えるか,原価にある程度,その分を乗せておくかによって、自分が受け取る利益が変わってきます。

ネット販売で直接に自分が販売している場合には、ネットの運営費用を原価にある程度乗せておきますが、数%だと思いますので、上代(販売価格)から原価(運営費用分含む)を差し引いた金額が利益になります。

さてここで問題です。

これだけの販路がある場合,販路によって値段を変えてもいいですか? という質問をよくいただいておりました。

私の場合にはアリヴェデパールという実店舗で取り扱わせていただいておりましたので、委託手数料を差し引くと,利益が原価程度という作家さんが昔(これほどハンドメイド雑貨を販売する人がいなかった頃の話です)は何人もいらっしゃったんですね。

ところが、値段を変えて、市で1000円で販売していたものを、委託販売で2000円で販売するとなると、それをみたお客様はなぜこんなに違うのか?と混乱してしまいますよね。

お店だけでなく、きっと製作者の作家さんにもクレームとなり迷惑がかかることが予測できましたので、商品を少しだけ変えてもらえるようにお伝えしておきました。

たとえば、通常はないポケットがついているとか、刺繍が入っているとか,商品の価値を少しグレードアップしてもらって値段を上げる工夫をしていただいていたんですね。

作家さんも販売の時にきちんと説明ができるので、お客様も納得しやすいかと思います。

最近ではネットだと少し安く買えますという作家さんもいらっしゃるようですが、サービスのひとつとしてはいいかもしれませんが、どうせだったら、最初からどのような販路で販売しても%は違ってもきちんと利益になる価格の付け方をしている方が作家さんにとってもいいことだと思います。

もちろん、利益になる値段の付け方にもいろんな考え方がありますので、興味のある方はブログテーマの手作り雑貨の売り方を最初から読んでみて下さいね。

雑貨の仕事塾
マツドアケミ
でした。