前回の授業の様子です。

夏期講習も3週目が終わりました。
今回の授業で面白かったのは数検コースです。
「太陽までの距離が約150,000,000km、太陽から光が届くまで8分20秒かかります。光の速さを求めなさい」
良い問題!もうこの時点で中3理科ですね。
ということでまずは光の速さの計算です。
150,000,000km÷500秒(8分20秒)=300,000km/秒
ちょっと桁数が多い計算ですが、基本的な速さの計算なのでしっかり理解してくれていました。
ですがこの速さ、どの位速いのかちょっとピンときませんよね。
そこでこんな話を。
「地球を一周すると約4万kmなんだ。もし光が地球の周りを回ると・・・
300,000km/秒÷40,000km=7.5周/秒
たった一秒で世界一周旅行が7回半もできちゃう!」
子供達が「光スゴイッ!」という表情になりました(笑)。
「ちなみに月までの距離が約380,000kmだから、月の光は地球まで1秒ちょっとで届くんだ。なんとなくでいいから覚えておくといいかも!」
せっかくの機会なので中学理科や地理で学習する内容を授業にちりばめていきます。
「花火や雷は光った後に音が聞こえるよね?あれも光と音の速さの差から生まれる時間差なんだよ」
なんて話も。
音が空気中を伝わる速さは約340m/s前後、光の速さは30万km/sですが、このままだと比較しづらいので、子供達に単位をそろえてもらいました。
音に合わせて単位をmで揃えると・・・
音 340m/s
光 300,000,000m/s
圧倒的に光の方が速い!ことが分かります(笑)。
「例えば1000m向こうで花火が打ち上がると、光は一瞬で目に届いて、音が1000÷340≒3秒くらいしてから耳に届くことが分かるよね。だから、後から音が聞こえるんだね」
子供達はまたもや「なるほど~!」という表情に(笑)。
次に、一光年(光が一年間に進む距離)は何キロメートルか?を計算してもらいました。
1秒間に30万km進むから、1分間で60倍して、1時間で60倍して、1日は24時間だから24倍して・・・1年は365日だから365倍すると・・・とんでもない数に!
300,000km×60×60×24×365=9,460,800,000,000km
「地球から太陽までが約150,000,000kmだから、この数がいかに大きいか、いやちょっと先生もここまでくるとどれくらい遠いのか想像つかないくらいなんだけど^^;、とにかくものすごい距離だっていうのは分かるでしょ(笑)」
目がキラキラして興味津々なのが伝わってきました。
面白さが次の興味へとつながっていってくれれば最高です^^
小学部:検定コースは夏の無料体験を受付けております。
数検コース 毎週金曜日 16:00~16:40 (残席あと1~2席)
英検コース 毎週金曜日 16:45~17:25 (残席あと1~2席)
漢検コース 毎週金曜日 17:30~18:10 (残席あと3席)
授業料 各コース 3,980円(税別)/月
複数コース受講の方は2科目目から2,980円(税別)/月
時間に余裕のある小学生のうちに苦手科目を克服させたい方、学力の土台を築き上げたい方、科目横断的な授業で興味の幅を広げたい方は是非お問い合わせ下さい。
皆様からのご連絡をお待ちしております。