吉田調書公開 朝日はなぜ「逃げた」と報じたか | 山本洋一ブログ とことん正論

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元日経新聞記者が政治、経済問題の裏側を解説!

 政府は11日、福島第一原子力発電所事故の原因調査に関する関係者のヒアリング結果を公表しました。吉田昌郎所長(当時、故人)が語った内容を記した、いわゆる「吉田調書」もこのうちに含まれています。朝日新聞の報道が正しかったのか、ようやく決着がつきます。


公表資料はこちら(内閣官房HP)

http://www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/hearing_koukai/hearing_list.html


政府が公開へ 吉田調書巡る朝日VS産経の焦点

http://blogos.com/article/92996/


 菅義偉官房長官は11日の記者会見で「どの新聞の報道が問題なのか」と問われ、「皆さんご承知だと思う」と述べました。朝日新聞を名指ししたも同然です。これに関連し、朝日新聞の社長が今夕に記者会見し、報道の経緯などについて説明すると報じられています。


 朝日新聞の報道内容に問題があったとすれば、次の焦点は「なぜ誤った報道を流したのか」に移ります。考えられるのは記者が偽物を入手して報道した、つまり十分な取材ができていなかったのか、それとも本物の吉田調書を基に、意図的に報道内容を捻じ曲げたか、そのどちらかです。


 もしも後者であったとすれば、報道機関としてあるまじき行為です。「正しいと思いこみ、誤報した」としている慰安婦を巡る記事よりもさらに悪質といえます。


 吉田調書の原本と、朝日新聞の対応を、しっかりと精査したいと思います。