この週末、思ってたよりも涼しい天気で、日曜日はお出掛け日和だった。
さすがに体調も回復したし、遠出はしないまでも、近くの買物スポットを歩いて回ってみた。
食料の買い足しや、何処になにがあるのか見て回るつもりの外出だった。
一応、引越も考えているので、そんなに長い付き合いの街ではないかもしれない。
それでも、何か魅力的なものが見つかれば、引越もどうするかわからない。
そもそも、コロナ禍の真っ只中に引越した事もあって、今の地元では大した外出をしていない。
ぶっちゃけ、自宅の裏通りに何があるか知らないような有様だ。
今回は自宅のまわりを、半径1キロ近くの半円の規模でまわってみた。
全部の通りを歩いた訳ではないけど、大通りは大体歩いて商店街なんかも見て回れた。
今の時代、何処に行ってもそうなのかもしれないが、外国人が多いんだなと改めて思った。
前にいた田舎ですら、近くの町に工場勤務の外国人がいて、その人達向けの商品を売る店があった。
今回はもっと大きい規模で、そういった店がある。
もちろん、日本人向けの昔ながらの商店もちゃんとある。
特に惹かれるようなものは見つからなかったが、足りないものもない。
そこそこ住みやすい環境に思えた。
特にお豆腐と総菜については良さそうな店を見つけたので、今度は自転車で来て買ってみようと思った。
今度、別のエリアも見てまわって、気に入る所が見つからなければ、今の場所に住み続けるのもありかもしれない。
結局、半日以上外にいたので、またしてもマスク焼けをしてしまったが、俺には楽しい時間だった。
自宅に戻って、夜は買物してきたレバニラと餃子、パックの寿司を食べて晩酌をした。
見たい番組もないので、どうしようかと思ったが、Youtubeで80年代のポップミュージック集を見つけた。
それを流しながら、ささやかな夕食時を過ごした。
なんとなく懐かしくもあり、あの時にはこんな人生を送るとは思わなかったなと、自分の過去を苦笑した。
懐かしさに癒されるようでもあり、ほろ苦さに胸の奥がキュッと締め付けられるようでもあり…
長い休暇の締め括りは、等身大の自分を噛み締める夜を過ごした。