リアブレーキは使わないと前に書きました。使わないと書いた理由は難しいからなのです。
フルブレーキング中によくイン側の足をステップから離すシーンを見ます。ステップから右足を外す事はリアブレーキは使えません。
フルブレーキング中は使わない事はこのシーンを見ていれば解ります。フルブレーキング中はリアブレーキを使わないのです。フルブレーキングはリアタイヤが浮くか浮かないかギリギリの最中にリアブレーキを使うと簡単にリアがロックしてしまいます。では何処で使うのかはかなりバンクが深い状態で使用します。
これが街乗りの場合はリアタイヤが浮くギリギリのブレーキングなどしませんのでリアブレーキは多く使用します。
シケンインのストレートの部分ではリアブレーキは使いません。ある程度バンクした状態で使用しますが直立状態では簡単にロックしてしまうので使いません。もし使えるのであればブレーキングが甘い事を意味します。
街乗りをしている方はリアブレーキを使う事が癖になっており意識がないまま踏んでしまい、この癖がフルブレーキのマイナスになるのです。この事からまずは使わない練習をしなければいけません。使わない事が出来る様になってから使う事を練習するのですが、リアブレーキを使う技術はかなり高いレベルになってから使えるのです。でもこの事を書いてしまうと、どのレベルが使えるか自己判断で使ってしまいます。この事から使わないと書いた方が早くレベルの高いフルブレーキングが可能になります。ほとんどのライダーが街乗りで付いてしまった癖でリアブレーキをすぐに使う癖はフルブレーキングでは無くさなくてはいけないのです。サーキットで癖でどこでも踏んでしまう状態にある場合はコーナースピードが低い事やブレーキングが甘い事を意味してます。
ゴルフも同じ事があります。それは右手です。右手は使わない様に打たなければいけません。だったら左手だけで打てばになりますが左手だけでは飛距離が落ちてしまいます。結局は右手も使ってますがある程度のレベルになるまでは使わない様に意識して打つことが真っ直ぐに打てる近道なのです。私は毎週2500球を5年間練習をしたら右手が使えるようになりました。これほど難しい右手は使わないと言っておいた方が早く上達するのです。
この理由でリアブレーキは使わないのです。と言っておいた方が良いのです。でもこれを読んだら使うじゃんと思い使う方がいるので使わないと言っておいたのです。人を教える時は順番が大切なのです。