未だにその人のことで頭がいっぱいになる夜がある。
中学の時出会った国語の先生のことが大好きだった。先生からしたらかなり鬱陶しい生徒だったと思う。いや、間違いなく鬱陶しくて厄介な生徒だった。
先生は怒らない。決めつけない。ちゃんと顔を見て話を聞いてくれる。先生になら、何だって話せた。だから先生の所に通いまくった。迷惑極まりない。
職員室の先生の席を勝手に居場所にしていた。そこしか私が私らしく居られる所が無かった。甘えて、ワガママばかり言って、感情を撒き散らして、予鈴がなったらおしまい。
私は聞き分けの良い優等生でなければならないという勝手に自分が自分に課した任務があったから、予鈴が鳴ると教室に戻って、授業準備をきちんとして、黒板が汚かったら綺麗にして次の授業の先生を優等生として待っていないといけなかった。あぁ忙しい。大変大変。この話に関してはまた今度記事を書こう、長くなってしまう。
先生のこと、大好きだったけど恋愛感情では無かった気がする。当時好きな男の子が他にいたし、恋愛相談もしたし。
でもなんだろうな、未だに先生のことを考えて眠れなくなる日がたまにある。それぐらい好きなんだよな。大人になっても、結婚しても、好きなんだよな。この感情は何なんだろうな。意味わからんぐらい好きなんだよな。一緒に居たいとか、付き合いたいとかは全然思わないけど、どうにもならないぐらい好きなんだよな。
2年前、すっかり年齢を重ねて老けてしまった先生に会ったけど
それでも好きだと思ったな。多分、ずっと好きなんだろうな。恋愛感情では無いけど、好きだ。
そういう感情があってもいいよね、ていう話。
感情がデカすぎて手に負えん時もあるけどね。