淑徳大学の後期、二年生の講義がありました。
人文学部表現学科の授業です。
テーマは「歌を書いてみる」。
作詞の手順などさらっと教えますが、
私がいちばん伝えたいことは、
いかに想像力、感性を広げていくかということ。
書くことはもちろん、
人間関係も、世界を見つめる目も、
想像力、感性の豊かさによって培われます。
20人ほどのクラス。
ばしばし指します。
そして、発言してもらう。
考えてもらう。
その場で曲を聴いてもらい「音楽の言葉」を引き出し、
実際に歌詞のラフスケッチを書く。
完成後に添削します。
学生たちの発想にはおもしろいものがたくさんある。
ひとりひとりの特徴がわかって、
なかなかおもしろいのです。
原石とは、こういうことを言うのだと。
自分が主宰しているクラスでも感じるのですが、
私はその人の特質を見つけるのが上手みたい。
自画自賛。
感性の翼を広げる。
それは人生に彩りをくわえて、
豊かになっていくこと。
毎日空を見上げるところから始まるのです。