現在、世界中で食肉用に飼育されている牛、羊、豚、山羊は合計で50億頭。
ニワトリをはじめとする家禽は160億羽いる。
そして、国連の食糧農業機関(FAO)によると、世界の家畜は「未曾有の速さ」で増え続けているのだ。
年間18億トン生産される穀物の3分の1強が飼料として家畜に与えられている。
しかし、穀物の生産量をこのレベルで維持することは不可能だ。
かなりの量が地下水を汲み上げて栽培されているのだが、地下水の使用量が自然に補充される量を超えている。
インドなどの地域では300万年前の帯水層から水を汲んでいるが、今の量を使い続けるといずれ涸れてしまう。どこかの時点で世界には深刻な水不足に直面する地域が出てくることになる。そうなったら、穀物を家畜の餌にするか人間の食糧にするかという選択を迫られるだろう。そのときには、金持ち国がその財力を使って貧困地域の飢餓を顧みずに家畜用の穀物を買いあさることがないように祈りたい。
~本文より抜粋~
