今週日曜日は「きなこ」の三回忌。妻と「こまこ」と一緒に宝塚動物霊苑に参拝する予定でしたが、妻が急用で「こまこ」とだけで先代犬と「きなこ」に会いに行ってきました。日曜日とあって多くの人が訪れていました。「きなこ」が亡くなって月日が経つのは早いものですね。宝塚市街が一望できる霊苑は、その眺望を含め4000坪の広い敷地と整った施設は素晴らしいものです。

 

 霊苑から北東方向に見える山。住宅地が山の中腹まで建ち並んでいます

 

 

 当日の空は、青空に「うろこ雲」が覆っていました。鱗の形がやや崩れていますが、晩秋の空を見上げるのも良いもの。この雲を見るのも久しぶりの気がします。

 

 初代の「サチ」が眠る共同墓地。立派な観音像が動物たちを守ってくれているようです。

 

 「トム」と「きなこ」が眠る新共同墓地。5年ほど前に新にできたのかな。

 

供養塔の下に「ランタナ」の赤い花が咲いていました。

 

 動物霊苑を訪ねる度にリードを繋いでいる所で撮影。この子は我が家で飼う最後の子。後10年、この子が生きるとすれば、私たち夫婦も、この子に「可愛がって、可愛がって、息を引き取る瞬間まで、看取ってあげる」との約束を果たすために一日でも一時間でも生き、大病もせずに長生きしなければなりません。

 

 

 

 

無駄話

 

 里親の涙をさそう時雨ふる

 

 昨日、三回忌が終わったので手元供養をしていた「きなこ」の骨壺を庭に埋葬しました。早朝から今年初めての深い霧が立ち込め細い時雨のふる日、この子は徳島のブリーダーさんより繁殖犬として卒業したのを里子としてもらい受けました。血統書には両親とも日本犬保存協会で父親は平成27年度全国展成犬の部一席、母親は同、成犬の部三席という驚くほどの血筋の子でした。私の不注意で事故死したとはいえ、子犬を生んだと思いますので優秀な血筋は受け継がれていると考えます。

 とても「ヒビやさん」でしたが、その分、子犬たちには深い愛情で育てていたのでは。せめて埋葬する場所は鮮やかな赤い色が美しい大輪のバラ「イングリット・バーグマン」の横に埋めました

 

 画像の種類はHT(ハイブリット)。品種はイングリット・バーグマン。映画「カサブランカ」で主演した世界的な女優。撮影は今年の5月。最も美しい季節のバラの写真です。