教員をしていた人と話す機会がありました。
「国語の先生って、簡単だ」
どういうことなのか、聞き返します。
「だって、教科書を読んでいるだけでいいから」
私も国語の免許を持つ教師です。
「教科書を使って、その教材をどう生徒達に向き合うのか
どの言葉をどう使うか、主題をどう扱うか、夏目漱石の
「こころ」などは、「復讐以上に残酷な意味」の文ひとつにも
かなり時間をかけて、授業前に勉強して、生徒との授業に臨んだものです。
ここまで、詳しく話すこともないまま、
「そんなに勉強したら、大変じゃん」と言われました。
今、教師が足りないです。
担任の先生のいないという学校の現実も聞きます。
教頭先生などがクラスの担任になっているという話も
多くの学校で聞きます。
面白い授業なら、子ども達は
「時間が短い」「あっという間に1時間が終わっている」
「楽しい」「面白い」
教室からは笑い声が聞こえます。
真剣に教材に向き合い、自分に向き合います。
卒業してからも、教え子から、「授業が楽しかった」
「今も覚えています」と言われます。
ゆずりは学園のフリースクールの部から、
高校の部に進学した生徒がいます。
時間ある限り、国語、英語、数学と教えました。
教科書にかいてあることを、わかりやすく説明します。
英語の発音についても学習します。
ガッチャマン、目玉。これはthの発音記号です。私が勝手に名前をつけて、子ども達に教えています。
高校の部に入学して、その生徒が
「高校のレポート課題、簡単」と言ってくれました。
「英語もすごく楽しい」と言ってくれます。
私自身、英語よりも国語の方が難しいと感じています。
だからこそ、「国語の先生は簡単」の言葉にショックでした。
