「ママさん、とうとう亡くなりました。」
突然の電話でした。
お母さんのお腹の中にある時から、心臓に穴が開いている
そんな報告を受けていました。
「生まれました」の報告。
でも、ずっと病院です。
「手術を受けています」
「二度目の手術を受けました」
やっと帰ってきた我が家。
子守歌が流れる部屋。
小さな姿が見えます。
凛々しい顔つきの赤ちゃんが
まるで寝ているかのように。
壁には、お兄ちゃんが描いた魚の絵の中に
シールが貼られています。
ちょうど、100枚目で止まりました。
お腹の中で、ずっと聞いていたお母さんの声
お父さんの声、お兄ちゃんの声
生きて生まれることが軌跡だった重い病気。
それでも、会いたくて、見たくて、生まれて
そして、実際にお母さんに抱かれて。
天使のように、素晴らしい子でした。
今日、その姿はもう天に
千の風になって行きました。
ゆずりは学園にも、何回か来ました。
小さな天使です。
