午前中は保護者会でした。
雪で参加できない保護者から電話が入ったり、外は雪が降って
います。車に湯をかけて、雪を融かし、学園に着き、保護者に成績を伝え、卒業式、修了式の案内やら、そして午後の講演会に。
浮腫の講演をする先生からの紹介で、生と死を考える全国大会に出席しました。
初めの講演は、高木慶子先生の「人は人生の苦労や悲哀と共に生きていく力を持っている」静かなそして凛とした声で、阪神淡路大震災、東日本大震災などでの遺族の人々に寄り添うの長い人生の心のお話。マザーテレサのこと、日野原重明先生とのことなどを、後でお話出来ました。
ホームケアクリニックを顧問でみえる関本雅子医師。ご自分の息子さんの死の悲しみ、その生前の動画が大きく上映されました。
これを書くだけで泣けてきます。死は必ず来るものですが、あの世界でうまい酒の場を用意するからと、残す家族への愛と自分がこの世界にはいなくなるけどと一人の医師として父としての葬儀に流す生前動画は本当に素晴らしいものでした。死は怖くないという大きなメッセージでした。
東日本大震災で、150年続いた旅館が流された女将の村上さん、逃げようとしないご主人を引っ張って、逃げたから命があると言われました。福島の悲しみ、地震、津波、そして原発。
南相馬は原発から18キロ、68人の入院患者を転院させる急遽の状況、3月14日の第3号機の爆発、防護服を着て、名前を書いての死の予告の恐怖、それでも患者さんの命を守った医師、遠藤先生・・穏やかなそれでもって強い意志を持つ姿が印象的でした。そこで一緒に勤務してみえる鶴島さん、あの原発事故で福浦小学校の5年生、私が卒業証書を渡した女の子のお母さんでした。本当に、このような偶然の世界が目の前にありました。
ラインの交換は苦手な私。すると軽やかに近づてきて。スマホをあっという間に有意義な道具にしてくださった今田ヤングレディ。1夜ではありましたが、本当に深く充実した時間でした。