朝ドラ「虎に翼」はもう終盤ですね
先週の放送で、戦災孤児だった道男が恩人である主人公の寅子に相談するシーンがありました
寿司職人の修行をしていた道男ですが(笹寿司の主人)笹山さんから店を継がないかと言われたけれど断った 来月にはお店をたたむことになったと報告します
その理由として道男は
「自分はバカだから金勘定も自信がないし
お客さんとのおしゃべりも下手だから
料理は好きだけれど、自分は客商売には向かない」
と伝えます
それを聞いていた寅子の友人で甘味処『竹もと』を継ぐことになった梅子さんが
「一人では心細いと思っていたの
(年齢を考えると)自分だけでは継いだところでお店を長くは続けられないので、一緒に和菓子とお寿司のお店をやりましょう」
と誘ってくれます
「さっきあなたが苦手と言っていたもの(金勘定とお客さんとのおしゃべり)私は全部得意、頭もすこぶるいいわよ」と
その提案を受け入れ、和菓子とお寿司のお店「笹竹」を道男と梅子さんの二人でやることになりました
料理が好きで得意な道男ですが、苦手なこともあります
金勘定とお客さんとのおしゃべり
人はみんな得意(光)なこともあれば苦手(影)なこともあります
何でも完璧に出来る人はいません
個性が光れば光るほど、影は強く出るようになります
影である苦手な部分はどうすればいいかというと「虎に翼」でも表現されていたように得意な人にお任せすればいいのです
世の中にはいろいろな個性の人がいます
それはみんな違いがあるということを意味します
違うからこそ、支え合えって生きていけるのです
今の世の中は、このことが忘れられているのではないかと感じることが多々あります
私もそうでしたが、一生懸命に影を消そうと自分の性質や価値観に合わないことを頑張っている人が多いように思います
頑張ってきた人の中には、影を消すことは出来ないという真実に薄々気づいている方もいるかもしれません
苦手なことも続けていれば、多少改善されることはあるかもしれませんが、苦手なものが得意に変わることはありません
道男が苦手なことを梅子さんにお願いしたように、あなたも苦手なことは誰かに助けてもらいましょう
そんなふうに楽に生きてもいいのです
あなたが苦手なことをなんとか克服しようと歯を食い縛って頑張る必要はありません
得意な誰かに任せることでみんなが幸せになります
自分の得意(光)と苦手(影)を受け入れて、楽しく生きて行きましょう
横浜市中区
新港中央広場にて撮影 パンパスグラス
最後まで読んでいただき、ありがとうございました