【怒らない子育て⑤】心療内科初診 | モニカ

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30代 夫と娘と 狭小賃貸住宅にて 3人暮らし です。

子育てについてこちらの続きです。


ついにこぎつけた心療内科初診。


急遽予約がとれたので、仕事を休ませてもらい娘と受診。


この頃には娘も自分の食べられないことを『トラウマ』と認識。

猫先生と話をしていく中で娘的にこの言葉がしっくりきたのかもしれません。トラウマを正しく認識できているのかはわかりませんが。


さて、この日もわたしは怒っていました。

予約の時間になっても娘がモタモタしているのです。

わたしは下の子を保育園に預けに行き、所要時間約30分。

家で待っとく!看板持ちというので、出かける用意して歯磨きまでやっててよ〜と出かけた私。


保育園に預けて戻ってみると、わたしが出た時のなんら変わらぬ様子でYouTubeをみている娘の姿むかつき


何で何もやってないわけ!?むかっ


いつもの様に怒り爆発な私むかつき


なんとかギリギリ支度させ、出発〜。

5分遅れで病院に到着。悲しいガーンガーン


電話で対応してくれた方がそれはそれはもう詳しく話を聞いてくれて、いよいよ先生の診察です。


おじいちゃん先生。

セキセイインコ青先生とします。)


セキセイインコ青先生は優しく娘と話をしてくれていました。


心因性嚥下障害って言われるんだろうなと思いながら、横から2人を眺めて見ていた私。


すると、セキセイインコ青先生。

これは典型的な症状です。

『お母さんが怒らなければ治ると思います』


…ぇ?わたし?


忘れ物が多い事。

夜尿も。

夜驚症も。


娘が無意識に私の気を引こうとやっていることなのだと。


ぇぇぇぇぇええええーー!!

ほんとですか!!?不安


娘でなく、矛先が私であったことに豆鉄砲をくらったような衝撃が走りました無気力←まさに、こんな感じ。


セキセイインコ青そして今回、食べられないという症状。

急激に悪くなっている。

だけど、その分急激に良くなることも期待できると。


下の子が産まれて、ずっと我慢してきた。

そうなんですダウン

わたしは娘に食べられなくなるまで我慢させてしまっていたのですダウン


娘はセキセイインコ青先生との会話で、私のことを「すぐ怒るもん〜」とニコニコ話していました。

こうやって言える内はまだ良いのだと。

最終的には怖いという気持ちも言えなくなるのだとか。


早めに来てくれてありがとう。

セキセイインコ青先生は確かにそう言ってくれました。


私にはその時既に反発する気も言い訳も微塵もありませんでした。

私も薄々思うところがあったのだと思います。

仕事を優先させ、自由な時間もなく、毎日をギリギリこなしていくことのストレス。

そして思うように動いてくれない娘へのイライラ。

怒っては反省し、だけどまた次の瞬間には怒っている自分への情けなさ。


今回セキセイインコ青先生から、次回の診察までに必ずやって欲しい3つのことがあります、と。


できますか?という雰囲気でしたが、私は迷うことなんて1ミリもなく、やる以外ないなと既に感じていました。


ひとつめは、絶対に怒らないこと。


ふたつめは、わたしと長女の時間を毎日10分でもいいから作ること


みっつめは、わたしが好きなことをできるひとり時間を週末でも良いので作ること(ストレス発散的な)。



どれも難しいことではありません。

ここまで娘を追い詰めていただなんて。

まさか自分が原因だったなんて。


ショック過ぎて…あんなに毎日怒りまくっていたのに、ひとつ目は余裕でできそうです。


ふたつ目は、セキセイインコ青先生が言っていました。

まだ7歳ですよ?

お母さんにずっと甘えていい年齢です。

抱っこだってしてあげて全然いいんです。

15分抱っこしてあげてください。


そうなんです。

娘を私は完全にお姉ちゃんとしてみていました。

お姉ちゃんなんだから、わかって。

お姉ちゃんなんだから、協力して。

お姉ちゃんなんだから、…。


なんてことしてしまっていたのだろう。

たった7歳。

まだ7歳の娘に。

いや、今7歳。

私は5歳と、6歳の頃の娘にもお姉ちゃんを強いていたわけなのです。


思い返しても、娘と2人になる時間はあったものの、用事や要件を済ませることに意識は集中していたよつに思います。

本当の意味で娘と向き合っていなかったのかもしれない。甘えさせてあげていなかったのは私。甘えてこなかったのではなく、甘えさせてあげることができていなかった。


なんてことしてしまってたんだろう。


こんな後悔ってありますか。


ほんとうに辛かったです。

娘を自分が苦しめていた。

その事実が重くのしかかります。


みっつ目は、セキセイインコ青先生はカフェに行っても良いしと言っていました。


少しでも時間があったらやりたい事(やらなくちゃいけない仕事や家の事)が山盛りで、自分をリラックスさせて自分のために時間を使うなんて発想もなくなっていました。


いかに効率良く。

いかに完璧に。


そればかり考えていたことに気づきました。


大切な事を見失っていました。

娘にはほんとうに申し訳なかったけど、

今、気付けて良かった。


セキセイインコ青先生は、幸い娘さんはとっても良い子に育っています。まだ全然間に合います。


この3つができれば、食べられるようになります。僕はそう思っていますよ。


心療内科の先生から言われたから。

このタイミングで言われたから、わたしに届いたのだと思います。


きっと同じことを主人にいわれても、家のことほとんどしてないくせに何言ってんのむかっとか、母からいわれても、一緒に生活してないお母さんには私の大変さはわかんないでしょ!って反発していたと思う。


セキセイインコ青先生(いい意味で利害関係ゼロの赤の他人、そして専門家)から言われたことでわたしはすーーーっと全てを受け入れることができて、あれから全く娘を怒ることがなくなりました。

嘘のようにです。


書いていても最低だったし、取り返しのつかない2年間を過ごしてしまいました。

だけど。私にとっての、タイミング。

転機はいまだったのだと思わずにはいられません。


子どもに怒ってイライラして、寝顔をみて反省するっていうお母さん、多いと思います。

でもみんなそうだよね?そんなもんだよね?って思ってると思います。

だけど、私のように後悔してほしくありません。

『怒らない育児』

非現実的なようで、今のわたしには現実です。


セキセイインコ青先生が言っていました。

しつけはお母さんがしなくて大丈夫です。

ちゃんと育ちます。

お母さんは大好きだよ、大切な存在なんだよってことを毎日伝えてあげて。


これから子どもたちは何度も何度も失敗したり挫折したりします。

そんな時、それでも自分は大丈夫!と思える子どもは強い。そして伸びる。


自己肯定感を高めてあげること。

しつけより母親である私たちがやるべきこと。


やったことを怒るんじゃなくて、子どもの存在を認めてあげて愛してあげて、それをしっかり伝えること。


はじめての心療内科は正味2時間半くらいでしたが、私にとっては人生の転機となりました。


怒らない育児については以上です。


まだ娘はあまり、食べません。

だけど今は心配はしていません。

きっと良くなると思えるからです。


わたし自身がセキセイインコ青先生に救われました。

猫先生が第二の母的に支えてくれていたからこそ娘の傷は深くならずに今に至っているとも思えます。


努力なくしてこんな素敵な先生方に巡り会えて私はやっぱり運がいいです。

あの時(小学校入試二次選考)、クジで当たりをひいて合格していたらと思うと…ゾッとします昇天