清水国明さん、ご本人より「転載拡散」の許可を頂いたので転載させていただきます
(しみずくにあきの多毛作倶楽部:4月9日付けの記事より)
近頃の自粛ムードはまるで、
ボール遊びをしていた子どもたちが勢い余ってお隣の窓ガラスを割ってしまい、
その瞬間、僕じゃないよ、僕何にもしてないよ~、
と他人の顔して横向いてるようなもの、ですね。
も一度ボール遊びを再開したっていいのですが、
その前に、お隣の人に「ごめんなさい」と謝らなければなりません。
飛び散ったガラスの破片を自分たちで片付けてからでないと、
ボール遊びは再開してはいけないでしょう。
ボールを売っている運動具店さんやガラス屋さんからいくら、
気にしないで元気に遊んでね、と言われたからって、
「ごめんなさい」と、後片付けをしなくていいことにはなりませんよねー。
私たちは、この繁栄と利便性が原発地域の人たちのお陰であったことを認め、
そのお礼をいう代わりにひどい目に遭わせてしまったことを、
まず心からお詫びしなければなりません。
もっともっと快適で楽しい生活をしたいという私たちの欲望が、
原発を必要とするような電力需要を生み、
それを黙認して今日まで過ごしてきたのは事実ですからね。
もう一度言いますね。
ごめんなさいと謝り、飛び散ったガラス片を片付けた子どもだけが、
ボール遊びを再開することができるのです。