今、命の終わりを迎えようとする猫さまへ。 -2ページ目

今、命の終わりを迎えようとする猫さまへ。

16歳、末期の腎不全の猫さんと暮らしています。
いよいよ猫生を終える猫さんの、毎日の様子、それから思い出話です。

うわぁぁ


眠れまセン・・・・・・・・・・・・・・・




昨日は土曜日だというのに、

忘年会の予約で休日出勤。

ちょっとお年を召したお客様の忘年会だったため、

お昼から稼動して。

当然、いつもより睡眠時間が短いわけで。



疲れ果てたけど、月の平均収入の3分の1程度の臨時収入が入ってウキウキ。



脚パンパンなのに、調子ぶっこいてドンキーに行っちゃって。

ドンキーでですね、

スチームクリーナーと、洗濯機周りに置くラックと、

何だかダウニーやら何やらを買いだめして、

ささっと無駄遣い 汗


で、荷物も重いので、疲れ果てていよいよ寝れる!

と思ったら。。。。。。。。。




私、疲れすぎると眠れないんダッタ  涙





なんていうか、神経高ぶっちゃってる感じ?

お酒飲んでもそうなんですけど。

ようするに、自覚のないまま興奮状態なんだと思うんです。

日ごろ、めったに疲れることしないんで。



仕方なしに六角レンチ片手に一時間ほどラックを組み立てて、

そしたらもっと眠れなくなっちゃって。



まじでダメダーーーーーーーー




あぁ・・・姫が珍しくこの時間の運動会を休んで、寝てるってのに。

寝るチャンスだっていうのに。。。

いつもはウトウトすると姫が運動会はじめて、

ベッド脇のカーテンにブラブラぶら下がって勢いつけて私の腹目掛けて落ちてきて、

それで眠れなくてあぁあっぁああ!!!

もぅ!!


寝たいっ




というと、日ごろから睡眠不足みたいに思われてしまうかもですが、

私、ロングスリーパーなので、10時間寝たいのです。



朝起きなきゃいけないのになぁ、今日。。。


王子が虹の橋へお引越しして、

早いもので一年が経ちました。


あっという間の一年で、

王子が居なくなって、本当にもう会えないのかな?って、

会えるんじゃないかなー なんて、結構前向きな一年でした。


悲しみに打ちひしがれていたのは一瞬で、

後から後から、感謝の気持ちと、楽しかった思い出と、

王子が私の心に残してくれた、愛情という感情が、

あふれ出んばかりの一年でした。



王子の、日向の匂いのする毛皮に、

顔をうずめられなくなって、それはそれでさびしいけど、

王子を思っては泣くばかりでは、

まるで王子との思い出が悲しいものでしかないようで、

私は王子を思って、微笑む人でありたいなって思って過ごした一年でした。



だって、姫に接していて涙が溢れる事はないし、悲しくなることもないし。

姫に接してたら、楽しい気分になるからね。

出先で姫を思えば、やっぱり楽しい気分になるしね。



だから、同じように姿はなくとも、

王子を思い出して、王子の遺影や遺骨、遺毛を目の前にして、

涙より笑顔が出てきたほうが、王子もうれしいでしょ。



一年間、姫に接しては、

私は王子に育てられたんだなって実感して。


王子と過ごした17年、私を大きく変えた17年。


自分を見失いがちな多感な時期に、

自分がわからなくなる多感な時期に、

楽しいときも、辛いときも、必ずそばにいた王子。


今のように、ある意味自分を知り、楽に生きられるようになった今のように、

日々平穏ではなく、半年という単位で大きく生活に変化があった、

王子と過ごした17年。

だからこそ、「あぁ、あの時も王子がいてくれたな」って、

自分を振り返ると必ず王子の存在があります。




で、一年経って思うこと。

若かったから出来なかったこと、

王子にしてあげられなかったことを、

二代目である姫が、

受け継ぐのも良いかと考えてます。



例えば・・・


キャットタワーね。

若かりし日は、収入も少なく、親元を離れていたため生活に余裕もなく、

当時は値ごろなキャットタワーも少なかったため、

王子には買ってあげられず。

買ってあげられるだけの収入と、

キャットタワーを置いても大丈夫なほどの広さの家に住めるようになったら、

王子は年老いて・・・って状況だったので、

暴れん坊の二代目のために用意してみようかと思案中。


きっとキャットタワーが届いたら、

姫と王子が遊んでいる姿を妄想するんだろうと思いつつ。



次は猫ベッド。

王子は一時期体重が8キロ超えてしまい、

もともと骨格が大きいので、猫ベッドではサイズが合わなくて、

買っても買っても、すぐ王子が成長してはみ出ちゃうって状況だったので、

いつしかベッドを諦めてたんですが。

てか、王子は抱き枕に沿って寝るのが好きで、

ベッドも必要なくなって。


姫は体が小さめだから、

猫ベッド買ってあげたら、そこで寝るのかしら、なんて。




最後に、これは既に失敗に終わった首輪。

猫ちゃんが首輪してる姿って、かわいいなぁって思ってたんですけど。

王子は絶対ダメな子で。

しかも、王子に順応性があった時期には、

「ひっかかったらすぐはずれる安心な首輪」っていうのがなく。

出かけてる間に引っかかって首つりになったらどうしよう!!

とか必要以上に心配してたので断念。


で、姫がうちに来たときに首輪をしてたんですが、

何か姫も嫌がってはずしちゃったので断念しました。





そんなこんなで、相変わらず一代目と二代目は兄妹だというような気分の私です。

王子がいない一年は、

それでもやっぱり王子とともに過ごす一年でもありました。

姿はなくてもそばに居るっていうのは、

こういう事を言うんだろう。

いやぁー




歳取ると月日が流れるのが早くなるっていいますけど、

ほんとなんですね!!!


最近マッハですよ。

一日過ぎるのが、マッハ!



そして気づけば10月ではないですか。

来月は、王子の一周忌ですよー。

信じられません、もう一年経つなんて。



最近ようやく、王子が最後に寝ていた布団の、

シーツを洗濯できるようになりました w

相変わらず、最期の瞬間を迎えた時に私が着ていた部屋着と、

王子がお顔に敷いていた前掛け、ミニタオル、

キャリーの中のバスタオルは、洗濯できません。。。


あ、あと、亡くなった王子を包んだ毛布の半分も。

あと、ぼろっぼろになった爪とぎも。

姫がどんどんぼろぼろにしてくんだけど、

処分できません。



一周忌まで、と思いつつ、一ヵ月後に片付けられるような気がしません。



あぁ、王子。

王子も虹の橋に慣れた頃かしら。



当時お世話になったサイトでは、

今現在も闘病している猫ちゃんのママやパパの相談がたくさん書き込まれてます。

で、それを見ては、胸が詰まる思いです。

当時の身を切るような思いを、思い出します。

そして、自分がしている事が、果たして正しいのかと、

皆さんが悩んでいます。


私は卒業生だから思える事だけど、

あの頃の私も、悩んでたな。

これで王子は本当にうれしいんだろうか?って常に悩んでました。


だけど、確かな事は、

悩むほど、猫さんと愛情でつながっているって事なんですよね。



一周忌には、沢山お花買って来ようっと。