広島の原爆ドームの近くに住んでいた頃。
8月、蝉の鳴き声の中、勤務先から大汗をかきながら平和公園を通り抜けてアパートに帰った。道すがら、平和大通りの沿道には澄みわたる蒼穹と、夏雲を背に白と薄紅のキョウチクトウの花がまぶしく輝いていた。被爆後75年間は草木も生えないと言われたこの土から最初に咲いた花が、キョウチクトウだったと言われている。
僕は、何も言わない花が、何か語っているように感じた。
広島、長崎に落とされた原爆。人がする地獄が、いつもどこかで起こっている。
ほんのちょっと時間を遡ったカンボジアでも。
今はのどかな風景と変わったトゥールスレン収容所、キリングフィールド。
伝わる生ぬるい風の中、そこでひと時を過ごし、重苦しい悲しい気持ちで日本に帰った。この重苦しい気持ちを吹っ飛ばしてもらおうと主人公の小夏に託しました。
皆さん、楽しく読んでくださいね。
女剣士小夏-ポルポト財宝の略奪
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面白い小説が書けました。読んでください。

 

カンボジアから日本に留学中の少女サヤは、ポルポト軍クメールルージュの残党に突然襲われた。サヤが持つペンダントには、ポルポトから略奪した数百億の財宝のありかが記されているからだ。絶体絶命の危機を救ったのは、偶然に居合わせた女剣士の小夏(こなつ)だった。
ポルポトの財宝を略奪するため、小夏はカンボジアに渡る。幼い頃の記憶を失っている小夏にとって、記憶を取り戻していく旅となった。ほんのちょっと前にカンボジアで起こった20世紀最大の蛮行。ポルポトは全国民の三分の一にあたる200万人以上を殺害し、それまでの社会基盤を破壊した。教育はいらない。ポルポトはインテリから粛清を始めた。
メガネをかけている、英語が喋れるだけで最初に粛清された。
破壊された教育基盤を立て直すため、サヤはカンボジアのかすかな希望の光だ。
カンボジアの子供たちが日本のように誰でも教育をうけられるようにするため、日本に送られたサヤ。
小夏、サヤは立ちはだかる悪魔の集団を打ち破り、ポルポトの財宝を奪えるのだろうか。その鍵を握っていたのは、カンボジアで擁護施設を立ち上げていた関根であった。