冬休みが始まる前は、
「朝はゆっくり起きて、昼はのんびり外出して、夜は映画でも見て…」
と、完璧な“ゆとりスケジュール”を描きがち。

 

勉強や仕事の整理もこの期間に終わらせて、
部屋も片付けて、趣味も進めて、ついでに生活リズムも整えて、
新年は“完璧な自分”でスタートできる気しかしない。

買い溜めしたお菓子と毛布を見ただけで、
「冬休み、最強では?」とテンションが上がる。
 

計画表もノートも新品で、やる気だけは満タン。

——その瞬間こそ、冬休みのピークである。

ところが現実は、
初日の夜から“夜更かしモード”が発動。
 

翌朝はスマホを握ったまま正午近くまで布団と仲良し。

気付けば「今日は寒いし、まあいっか」で外出ゼロ。
大掃除は“手をつける前に寒くて断念”、
勉強の予定表は三日目で白紙に戻る。

 

そして最終日の午後になって突然焦りが押し寄せ、
「え、もう終わるの?」と時間が逃げ足の速さを見せつけてくる。

 

 

✅ よくある「冬休みあるある」:
・初日にテンションMAXでノートや文具だけ整う
・昼夜逆転が二日目から堂々スタート
・こたつに吸い込まれたら帰還は夕方
・大掃除のつもりが“思い出の品”の回想で時間を溶かす
・年末番組を“ながら見”から“本気見”に格上げ
・友達に「どっか行こう!」と言いながら日程が合わず結局行かない
・気付けばお菓子の在庫だけが順調に減る
・「休み明けの準備は明日やる」で最後に地獄を見る

 

❌ 実際は…:
・“時間がある”は“油断で消える”と同義
・寒さは行動力を50%削る強敵
・やる気は“こたつ”と同時に存在できない
・計画は“静かな環境”より“気温”に左右される
・休みは長く見えて、実質“自由に動ける日は3割”
・SNSの充実投稿が焦燥感を増幅する
・リセットより“積み残しの棚卸し”のほうが効果的

 

 

冬休みは「欲張りすぎない」が勝ち筋:

まず“やりたいこと10個”ではなく“3個だけ”決める。
その3つを“午前・午後・夜”に1つずつ割り当てれば、
達成率が急に上がります。

寒さ対策も侮れない。
外出予定は“前日の寝る前に服を準備”するだけで、
当日のハードルが半分に減ります。

こたつから逃げられない日は、
“映画1本見る”“本10ページ読む”のように、
こたつでもできるミニ目標に切り替えるのが吉。

冬休みの終盤は、焦りより“翌日が楽になる一手”を優先。
バッグの準備、スケジュールの整理、部屋の一角だけ片付ける——
未来の自分のための“保険”を一つ置いておく。

さて、あなたの“冬休みないない”はどれでしたか?
寝正月になった話や、逆に冬休み中に達成できた意外なこと、
ひとつでもあればぜひ教えてください。