第129回日本眼科学会総会へ行きました。年に一度の開催ですので、学会が出来て129年目の総会となります。随分歴史のある学会です。場所は有楽町の東京国際フォーラムです。聞く所によると、会場費がかなり高く、大変のようです。大変な値段と言えば、ホテルも高騰しています。有楽町の高級ホテルは1月の手術学会で7万円、今回は2倍以上の15万円でした。バカバカしい値段ですので、都内の学会は次回から日帰りにします。学会での興味は器械展示場です。気になったのは何故か年々その規模が縮小気味に感じられることです。眼科の検査機器も手術装置もすべてコンピュータ内臓で、計測速度は新しいバージョンほど早くなって、すぐにでも買い換えたくなります。しかし、医療費は年々下降していて買い換えようにも資金の手当てがままなりません。このままでは新しいことにチャレンジする若いドクターも居なくなるのではないかと危機感をもっています。
医療崩壊はここでも始まっているように見えます。