マイナンバーカードを保険証に使うと決まってすぐに、当院では電子カルテメーカーのすすめに従ってカードリーダーをそろえ、おこたりなく準備をすすめてきました。国ではマイナ保険証の利用率を30%まであげる目標を揚げていますが仙台市青葉区の中心部にある当院の利用率は初期から頑張ってきて18%程度です。とても30%には届きません。患者さんは比較的高齢者の方が多いのでマイナンバーカードに慣れていないようです。患者さんに「保険証を見せて下さい」(毎月チェックさせてもらいます)から「マイナンバーカードを出して下さい」と言葉を変えたらどうかなど色々悩んでいます。マイナンバーカードをカードリーダーにかざすだけで負担額上限が瞬時に判明するなど、便利な機能もついているのでありがたいのですが。
そういえば2年程前のこと、国では必死になって超がつく程のスピードでマイナンバーカードに保険証の機能を詰め込んでいると電子カルテ業者の方が言っていて、私共は国の本気度を察知していました。24年12月の保険証廃止を間近かにして、国も、その他の関係機関も充分に告知を続けなかったのがひびいているように思えます。