グループコース | Y’s Lab.

Y’s Lab.

当研究所は、すべての方を対象に、社会で生きぬくための有効なスキルをご提案、ご提供するための施設です。
臨床心理士が独自に開発したSSTプログラムを提供し、皆さまの「生きる力」の育成に尽力いたします。

今週からプログラムワークが新しいものに変わりました。

ヴィジョン・トレーニングは眼球運動を促す処理に加え細やかな指示を与えるものになり、加えて新しいプログラムワークが隔週で登場します。状況に応じて思考が変わるということを認識し、認知の歪みに気づかせることを目的としたワークと、前回までのワークを踏襲したものごとの定義について優先順位を意識しながら言語化していくワークが加わりました。

そしてグループワークは実際の会話に基づいて適切なコミュニケーションスキルを習得していくワークをご用意しております。どのワークもお子さまの新しい成長が見込める充実した内容となっております。

#早まる日没

 

グループワーク

中高生はアクティブワークを実施いたしました。

お子さまと保護者さまから大好評で、ご参加人数が増えつつあり、人数に応じたプログラム内容を考えることもまた楽しみの一つになりつつあります。

さて、今回はテーマ役割の3回目でした。リーダー、企画、制作の3つの役割をグループ内で分担し、設定した時間枠の中で互いをサポートし合いながら、与えられたテーマをやり遂げる内容です(以下用紙参照)。

役割は今までやったことのない役割を担うことを条件にしておりますので、今回でほとんどのお子さんが3つの役割を経験したことになります。ただし今回は体調不良で数人のお子さまが急遽お休みとなったため、役割が当初予定したものと変わった方もいます。

今回のテーマは「幼児が感動する紙芝居作り」です。今までの具体的なものを制作する形とは異なり、紙芝居がテーマです。しかも小さな子どもが感動するという条件付きなので、小さい子どもがどのようなことに感動するのかをグループ内で共通認識を持てるような話し合いをしなければなりません。また、紙芝居を制作するということは、それ以前に物語を作らなければなりません。もちろん小さな子ども相手なので、簡潔で分かりやすいストーリーである必要性があります。これは、ここ何年かで実施してきた小作文ワークが活きるときです。来る日も来る日も文章を書かせてきた甲斐があり、子どもたちは大きく動揺することなく、適切な物語を起承転結でパッと書けるところを目の当たりにし、大きな大きな成長を感じました。

 

通常ワークは今まで実施してきた’ロンド’に代わり、コミュニケーションを通してより良いスキルを学ぶワークに変わりました。

1回目のコミュニケーションテーマは「仲間はずれ」です。仲間はずれに遭った際、それをどのように評価し、どう対応していけば良いのかを会話文を通して多面的に考えてもらいました。

 

場合わけワーク

今回から新しいワークとして登場した、場合わけワーク。

「○○だった場合」どうするべきかを考えることに苦手なお子さんは多いものです。このことは自分がこれ!と思ったことにこだわり、それ以外の’場合’を考えられないまたは思いつかないという状況になってしまうことが考えられます。

フレキシブルな思考を手に入れるためには、この「○○だった場合」をたくさん考えることができることが大切であると言われています。そこで今回から登場したこちらの場合わけワークで、状況によって受け取り方や感情や思考が変化するということを体感し、思考の幅を増やしていくトレーニングを行っていきたいと思っております。

 

小作文ワーク

他のワークをステップアップしたとしても、こちらのワークだけはずっと残し続けたいとしみじみ思っております。なぜならば、読むこと書くこと話すことはコミュニケーションの基礎だからです。読むこと話すことを補うワークはステップアップしやすいですが、書くことについては毎週一定量の文章を書くことに勝るものはないと思っております。そして、その成果を確実に感じております。

小作文テーマはメリットデメリットを意識したテーマの第一弾として「公園の良いところと悪いところ」です。テーマについて多面的に考えることを促し、またそれらをメリットとデメリットに分けて思考し、それを言語化してアウトプットできるという多くの力を身につけることのできる異意議深いテーマに、約1ヶ月の間挑戦してもらいます。

 

ヴィジョン・トレーニング

今回から新しい形のヴィジョン・トレーニングが始まりました。

一つひとつに指示があるため、前の指示に引きずられるこのないよう意識して取り組む必要があります。

処理作業の際の自分の癖も気づくことができるので、じっくりと取り組んでもらいたいです。