久しぶりにリヨンのことを書きます。

リヨンと私は神戸の街を観光客のように歩きました。夏の終わりでしたが長く歩くには不向きでした。
異人館も行きました。元町の商店街も歩きました。私の口数が少ないせいもあって、リヨンが話し手で
私は聞き手でした。リヨンの弟の彼女の話、リヨンの友達の彼女の話、等々です。

私が話を変えるように携帯を変えたいと思ってると言うと、「私とおそろいにしない?」というので
すぐにショップに行った。

私は今もその時の携帯を未練気に持っている。それにしてもあの日、リヨンと見上げた風見鶏の向こうの空のなんと蒼かったことか。