ロータリー耕耘 まとめ | 農道まっしぐら! 愛媛県専業米農家 Inoue Farm

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前回の記事で、荒起こしロータリー耕耘の低燃費高速耕耘法の説明は一先ず終わりました^^


最後に、それらを踏まえた上で、他の注意事項も加えてまとめたいと思います。


ロータリーでの荒起こしなど耕耘作業の目的は、表面の均平よりも、見えない耕盤の均平がもっとも大切な作業です。

作物の成長や、田植えなどの作業にも、耕盤の均平は大きな影響をあたえます。


その為には、どんな事に注意をする必要があるか?です(笑)





耕深10㎝による耕起作業の優先順位とポイントは3つあります。


1、耕盤の凹凸を作らない

耕盤とは、ロータリで耕耘した後の土の下にある耕さなかった土の層とでも言いましょうか、耕した土を取り除くと出てくる地面です。


もっとも優先すべきものが、耕盤の凹凸を作らないという事でが、どうすれば凹凸が出来ない様にするか?


簡単に言うと、ロータリー耕耘では基本自分は 隣接耕を行っています。

隣接耕とは、↑の写真のように耕した場所のすぐ隣に接しながら耕耘する方法です。


その耕耘の際に、一度耕してある場所にタイヤを落とさず、耕耘をする事で、後ろの作業機のロータリーが水平を保ったまま、耕耘をする事が出来るので耕した後の耕盤も均平が保たれます。


トラクターの片輪が耕耘したところへ落ちると、後ろのロータリーも傾き、斜めに耕してしまい、深掘りと浅堀りの場所が出来て、凸凹が出来てしまうという事です。

そうならない為に、トラクターには水平制御と言うものがオート機能としてありますが、オートが働いて、ロータリーが水平になるまでタイムラグがあり、その間凸凹耕耘になってしまうという事です(笑)


ですので、隣接耕をするときは、絶対耕耘跡にタイヤを落とさない事が重要です^^

その為には、真っ直ぐと遠くの目印を見据えて、後ろを振り向かず直進性を保って耕耘する事をお勧めします。

わき見したり振り返ると・・・大抵曲がったりタイヤ落としたりしちゃいます^^;

どうしても気になる人は、サイドミラーで耕耘状況を確認かもしくは停車してください。


2、四隅・畦際を高くしない

 大抵、ロータリー耕耘をしていると四隅の畦際に土がより高くなってしまいがちです。

それらの弊害は、稲作においては結構大きいと思います。4角の田んぼの四隅が高いと、すり鉢状の田んぼになってしまい・・・水の管理も難しくなると思います。

四隅が高く 真ん中が低い(笑) 

そうなると、除草剤の効きは悪くなる・・・水の出し入れもしにくくなり排水も悪くなるなど沢山あると思います。

そうならない為にも、田んぼの四隅には、キッチリと畦際までロータリーを付けて、ロータリーの均平版を利かせ土を畦際に寄せない様にする必要があります。

その為には、畦際までロータリーをキッチリつけて、そのまま止まったまま、ロータリーの爪を回して最低でも3秒間停止して土を細かくしてから、最低速度で2,3m耕耘する事で、四隅に土が寄りにくくなります。

それでも、ダメとか、あらかじめ四隅が高くなっている場合は、PTOを逆転にギアを入れて、土を引っ張ると、四隅は高くならずに済みます^^

それでもだめなら!!! スコップ団の登場です(笑)


そうならない為にも、四隅はキッチリとロータリーを付けて、その場で3秒以上は土を細かく砕土して、畦際に土を寄せない様にキッチリと均平板で引っ張るようにしましょう^^


※均平板を利かすには、赤丸で囲っている部分の加圧スプリングを適切な位置に設定しておきましょう!
これを利かせるのを忘れて耕耘している人、案外多いです(笑)

しかも、加圧スプリングをしっかりと利かせないと、前回記事で紹介した耕深調節による耕深制御のオート機能も、あまり正確に機能しませんのでご注意ください!

(加圧スプリングの設定などは、ロータリーの説明書又はトラクターの説明書に書いてありますのでご確認ください。また、荒起こしでは加圧スプリングを利かせなくて良いと説明が有る物もあるようですが、自分が今回推奨する低燃費高速耕耘法では、速度が速いため、加圧スプリングを利かせてないと、自動耕深制御が働きにくくロータリーが遊んで、耕深が安定しづらいため、自分は常時加圧スプリングを利かせています。)




3 残耕を出さない

凄く基本的な事ですが、残耕があると、当然耕していない場所が有るわけですから、耕盤も凸凹になります。

また、その他の良くない原因もあるでしょうが、精神衛生上見た目が良くない!(笑)
と言う笑い話もありますが。

残耕直しで、また同じような場所を耕耘して走ると、余計に土も練りますし良い事は余りありません。

そうならない為にも・・・・

圃場のサイズをキッチリと計り、ロータリーの作業幅で、何往復すれば耕し終わるのかという事をきっちりと把握して、コース取りをきちんと決める必要があります。

圃場のサイズを計るってめんどくさい!!と言われる人も居るでしょうが、枕地だけ(圃場の短い方の畦の長さ)の長さで十分です。

※変形田などは、その限りではありません。自分もコース取り迷ってます(笑))


一度サイズを計れば、その後は計る必要もないんで、是非計って、無駄のない耕耘作業を行いましょう!^^

圃場のサイズを計っておけば、耕耘のみならず、田植え・麦・大豆などの播種作業にも、それが活きてきます^^



その他、色々とポイントや重要な作業のポイントもあるのですが、それはこの記事のもとになった、
本を参照頂けると、大変参考になりますし、その他の作業など深く知る事が出来ると思います。

私のような、まだまだ経験の浅い農業者の方にはおススメです^^




サトちゃんのイネつくり作業名人になる 佐藤次幸 著


私の書いた記事内容は、大した物ではなかったと思いますが・・・・(笑)


これにて、荒起こし ロータリー作業シリーズ終了致します!


ありがとうございました!





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