8月28日(月)は、宮崎県の方が第2次宮崎県認知症施策推進計画について説明をしに来られました。
宮崎県では、今(2023)年度、「第2次宮崎県認知症施策推進計画」の策定にあたり、認知症施策に係る意見聴取のため、宮崎県高齢者サービス総合調整推進会議の下に認知症施策部会を設置しています。
私は、今年度から当事者の立場(認知症の人と家族の会宮崎県支部)で
認知症施策部会に出席することになりました。
7月27日(木)に出席して意見を述べましたが
今回は、第2次宮崎県認知症施策推進計画の説明でした。
今年の6月15日(木)認知症基本法が成立しました。
この中には
(都道府県認知症施策推進計画)
第十二条 都道府県は、基本計画を基本とするとともに、当該都道府県の実情に即した都道府県認知症施策推進計画(以下この条及び次条第一項において「都道府県計画」という。)を策定するよう努めなければならない。
(市町村認知症施策推進計画)
第十三条 市町村(特別区を含む。以下この項において同じ。)は、基本計画(都道府県計画が策定されているときは、基本計画及び都道府県計画)を基本とするとともに、当該市町村の実情に即した市町村認知症施策推進計画(次項及び第三項において「市町村計画」という。)を策定するよう努めなければならない。
という都道府県と市町村に認知症施策推進計画策定の努力義務があります。
第2次宮崎県認知症施策推進計画は、この都道府県認知症施策推進計画に相当します。
今回の説明は、前回いただいた概要の修正版でしたが
私は『予防』という項目はあるのに、『共生』という項目がないことに気付きました。
宮崎県は、令和元(2019)年の認知症施策推進大綱
を受けて、第1次宮崎県認知症施策推進計画を策定しています。
私は、第2次宮崎県認知症施策推進計画は、第1次宮崎県認知症施策推進計画を継承していることを確認した上で
『共生』という名称の項目を作って欲しいという意見を述べました。
そもそも、認知症基本法の正式名称は
『共生社会の実現を推進するための認知症基本法』で
『共生社会』の実現の推進を目的としています。
また、宮崎県版希望大使(仮称)の候補者がいることも合わせてお伝えしました。
令和元年6月にとりまとめられた認知症施策推進大綱では、「普及啓発・本人発信支援」を認知症施策の柱の1つとしており
が任命・設置されています。
「厚生労働省では、認知症の人本人からの発信の機会が増えるよう、5人の認知症本人の方を「希望大使」として任命しました。「希望大使」には、国が行う認知症の普及啓発活動への参加・協力、国際的な会合への参加、認知症とともに生きる希望宣言の紹介等に取り組んでいただいています。
また、全国それぞれの地域で暮らす認知症の人と共に普及啓発を進める体制を整備し、発信の機会を拡大することを目的として、都道府県ごとに「地域版希望大使」を設置することを目指しています。「地域版希望大使」には、認知症サポーター養成講座の講師であるキャラバン・メイトへの協力、都道府県が行う認知症の普及啓発活動への参加・協力等に取り組んでいただきます。」
最後に、県として、市町村認知症施策推進計画の推進もお願いしました。
『認知症施策推進大綱』も、『認知症基本法』も、『認知症施策推進計画』も、知らない人は大勢いると思います。
私もできる限り、普及・啓発に努めていきたいと思います。
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