人気アイドルグループ「AKB48」に所属するメンバー2人が交際中であるとの情報を明日発売の一部週刊誌が報じた。AKB48は、内部規定により恋愛・交際を禁止していることから、今後「卒業」を含め、この2人に対する処分に注目が集まりそうだ。

 交際が発覚したのは、AKB48のチーム4に所属する上田由紀子さん(17)と鬼瓦舞さん(15)。2人は同期の第4期生として、一昨年に加入。メンバーの人気を競う「総選挙」では、それぞれ28位と39位で、決して大人気とは言えないが、通好みのファンからは「AKBのくさや的存在」としてマニアックな人気を集めていた。

 一部報道によると、2人は今年1月から交際を開始。プライベートでも2人で出歩く姿などがたびたび目撃されていたが、それがデートであったことに気づく人はほとんどいなかったようだ。

 2人の関係が明るみに出たきっかけは、現在放送中のCM「ぷっちょ」の収録現場。メンバーがくわえたぷっちょを口移しでリレーしていくというインパクトの強い内容だが、この収録の際、隣り合った2人は10分間にわたって延々とぷっちょの口移しをくりかえすなど、他のメンバーとは比較にならないほど濃密な様子だったため、「いくら芝居と言えども生々しすぎる」として現場スタッフ内でも話題になっていた。結局、制作側はこの2人のシーンのみをカットして放送。濃密な口移しシーンはお蔵入りとなった。

 過去、他のメンバーの男女交際が発覚した際には厳しい口調で糾弾したAKBファンだが、今回の件についてはむしろ歓迎のムードが強く、2人が受精卵の頃から応援し続けてきたという男性(48)は「メンバー内での恋愛という発想はなかった。これはこれでありなんじゃないか」と、ファンならではの節操のなさを見せつけて話した。

「少年サンデー」連載の人気コミック「名探偵コナン」が連載開始18年目にあたる来年2月を機に「第2章」としてリニューアルを計画していることが、関係者の知人の話として明らかになった。公式からのアナウンスは出ていないが、第2章の舞台は現在から10年後になるという。

 「名探偵コナン」のファンが集う非公認ホームページの管理人を名乗る男性が、アニメ版「コナン」製作指揮者の友人と名乗る人物から聞いた伝聞の情報として短文投稿サイト「ツイッター」を通して明らかにした。

 管理人の男性が聞いた話によると、漫画版「コナン」は連載17年目に当たる今年12月で、起きた殺人事件の総数が366本を数えるという。このため仮に時間軸が進まなかったとしても、主人公の江戸川コナン少年やその関係者たちは1年間毎日休むことなくさまざまな殺人事件に遭遇し、それをその日のうちに解決していくという、作品としての「無理」が露見し始める時期にさしかかることになる。

 男性の調べでは、今年11月の段階でコナンたちは山荘を訪れること46回、豪華客船に搭乗すること27回、ハイジャックに巻き込まれること18回ほか、毎月日本のどこかで大型建造物がテロリストに爆破される、月に6回著名人のパーティーに出席するなど、1年間のスケジュールとしての矛盾が年々ひどくなっているようだ。

 これらの問題を解決するため、来年2月から舞台を10年後に設定した「第2章開幕」として、現在リニューアル連載を始める準備に入っている。

 情報筋によると、10年後という設定の第2章では、コナンの正体である工藤新一の幼馴染・毛利蘭は27歳。独身OLをしていた22歳のとき、父・小五郎の先走った推理によって無実の罪を着せられた容疑者を、誤って得意の空手で他界させてしまった罪を償うため現在服役中。また「眠りの小五郎」として知られる探偵・毛利小五郎はコナンの麻酔銃を10年近くにわたって毎日のように受け続けたため、3年前、ついに麻酔薬の体内蓄積から意識不明のこん睡状態に陥り、現在も入院しているという設定だ。

 主人公で小学1年生だった江戸川コナンは、高校生探偵・工藤新一と同い年の17歳に成長。しかし17歳になってまもなく歩美ちゃんとのデートの最中、「黒の組織」と呼ばれる国際犯罪組織に不意をつかれて監禁。新しく作った毒薬「APTX4649」を注射された結果、今度は脳が幼児化。「見た目は大人、頭脳は子ども」になってしまったコナンは、キック力増強シューズで直接犯人を蹴り倒す、腕時計型麻酔銃を犯人に発射して眠らせたあと、蝶ネクタイ型変声機で声を変えて犯人自身に犯行を自白させるなど、第1章での緻密(ちみつ)な推理路線から、大雑把なバイオレンス路線へと舵を切った大胆なリニューアルが見ものとなりそうだ。

 漫画評論家で日本漫画協会会長でもある呉英英(くれ・ふさふさ)氏は「いまだにコナンの正体に気づかない蘭の、もはや白痴の域に達するレベルの鈍感さも、推理ものとしての稚拙さも、全てのエピソードはすべからく第1巻で眠らされた新一の壮大な夢オチであるから、大目に見てやるべきだろう」と話し、大人の態度として苦笑いしながらメタ鑑賞する「コナン」の正しい読み方を提言した。

人気アイドルグループ「AKB48」を卒業すると宣言した前田敦子さん(20)が4日、6月に開催が予定されている人気投票「第4回選抜総選挙」への参加を辞退すると発表した。この一報に鳩山由紀夫元首相も「いさぎよい決断」と語り、賛意を示した。

 前田さんはこの日、動画サイトを通じ「(AKB48を卒業して)次のステップに進みたい」とコメント。不安気味に「私なんかが独り立ちできるのか」と漏らす場面もあったが、最後は笑顔で「卒業してからも、ぜひよろしくお願いします」とファンに語りかけた。

 前田さん卒業の一報は政界でも話題だ。鳩山元首相は、同日夜、都内の料理店「ホースディア」で側近の議員数人と会食。この中で鳩山氏は、前田さんの卒業報道に触れ、「大変いさぎよい決断をなされたことだと思う。政界だけでなく、どんな世界でもトップを極めた人がその後、影響力を行使することが余計に事態を混乱させている。そういう人は、おとなしく第一線から退いた方がよい」と話し、前田さんの卒業宣言に賛意を示した。

 なお、鳩山氏は6日から核開発疑惑で国際社会との対立を鮮明にしているイランを訪問。日本国元首相の肩書きでアフマディネジャド大統領と会談する予定だ。