なっちゃん、感情豊かになってきました。親バカだけど可愛すぎる。
先日、AERAの取材でなぜ５人子どもを産んだのですか？と聞かれて、「４人目の出産が納得行かなかったから。出産育児に後悔があってどうしてももう一回チャレンジしたかったから」と答えたら「そこまで負けず嫌いなんですか。」と笑われました。
ほんと、子どもに失礼ですね。笑
後悔というよりは、「もう１回出産や乳幼児の子育てをしたかった」というただ純粋な気持ち、の方が正しいかな。
出産の形はすべて違っていて、いわゆるスピード出産だった第一子の時、ものすごく感動したんですけど、反面、「じっくり陣痛と向き合って、家族にも立ち会ってもらって（早すぎて夫が間に合わなかった）、出産を心から楽しみたかった」と思いました。
それが第二子の「自宅出産・両家の両親立ち会い」を実現させました。
二人目は何をしてもかわいくて、気持ちに余裕もあって、長女の時に何であんなに神経質になってしまったんだろうと思いました。
でも毎日欠かさずつけていた育児日記を読むと、全力で子どもと向き合っていた自分をとてもいとおしく思ったり。
働く女性としての出産をした４人目。
「私は事業主。あんなに苦労して苦労して社労士になったんだから出産ごときに負けてはいけない。」という気負いでいっぱいでした。
ちょっとでも「だから妊婦は・・・」という空気を感じようものなら落ち込んで泣いたり、
顧問先の妊婦さんの退職勧奨も顔色変えずに見事にこなしました。
（もちろんマタハラではなく、合法的に、です。私だからできる交渉術があります。）
身体は悲鳴を上げていて、かかった病院は眼科・皮膚科・歯科・耳鼻科・整形外科！笑
４人目が一番の転機だったのかな、と思います。
生まれてきた息子はそんな私とは裏腹に、とてもホンワカした優しい子で、
ただただかわいくて、きっとこの子は私が働いていようと堕落した母だろうと毎日カリカリしていようと、どんな気持ちの波があろうと100％受け入れてくれる子なんだろうな、と思いました。
母になるって、こういうことなんだ、とストンと腹落ちした時。
「もう一人産みたいな。」
そう思った時にはすでになっちゃんがお腹にいました。
「自分がやりたい子育ては今しかできない」
そうやっていろんなことに挑戦できるのもこれまでの出産育児があったから。
今では気づくと仕事につながっていたりする。糧になっている。
ストライクゾーンは広いです。
一方でたまに「私はいつまで乳児に振り回された生活をしているんだ」と思うこともあります。
でも、無条件に愛おしくて、自分の道を切り拓く覚悟も楽しさも、5人目なのにまだまだ日々子育てに悩む自分もすべて「これでいい」って思える、とても不思議な感覚。
5人目だから気づけたのではなくて、ただ私がおバカで気づくのが遅かっただけなのでしょうけど。笑
今は「この瞬間は今日この時だけ」という気持ちで生きてます。
だから絶対に必要なものは逃さない。
もしかしたらあとになったらそれは必要なかったと気づくことがあったとしても。
保育・教育のプロではないからたくさん失敗もするけれど、
その「ギリギリ感」は母親にしかありません。
子育てがなぜ大変なのかといえば、子どもを良い子に育てる、子どもの成長だけに100％情熱を注ぐのではなく、自分の人生や他の家族の人生、仕事、いろんなものが同時進行だから。
だからこれでいいのかといつも迷うのだと思います。
言い方が悪いかもしれませんが、それが保育を仕事とする人と母親の違いなのかな、と思います。
だから子育てのプロを目指す必要はないと思ってる。
かけがえのない宝物たちと自分の人生、
これからもつまづきながらも大切にしていきたいと思います。
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