◾️湿布とプラセーボ | 「木村友泉のLife & Health Joy BLOG」 

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LHJメソッドマスター/ 薬剤師 /

木村☆友泉[キムラユウミ]のブログです。

昨日は脱力ができない人は
脱力する感覚を知らない
とお話ししました。

脱力できず、固い筋肉や筋膜のまま
運動や無理なストレッチをすれば
筋膜や筋膜が損傷するのは
簡単にイメージできるでしょう。

例えば、ウィンナーをボイルして
皮がパッツンパッツンになっているときに
ウィンナーを曲げると
「パキッ」と音がして
皮が破れて中から肉汁がジュワ〜(笑)

ウィンナーだと美味しそうです(╹◡╹)♡

でも
私たちの身体の中で同じ事が起きると
肉離れになって歩けなくなったり
ギックリ腰のような激痛を伴ったりします。

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以前、海外で急性胃腸炎になったとき
余りの痛みに海老の様に腰を曲げて
ベッドに横たわりながら
安静にしていたにも関わらず

胃腸炎が治った後に
トランクを持ち上げようとしたら
「ギクッ」と嫌な感じの痛みが…

どうやら胃腸炎の痛みによる平滑筋の緊張が
比較的近い大腰筋や腰方形筋に伝わって
骨格筋までが緊張してしまったようでした。

幸い、なんとか普通に立てる位でしたが
動かすと腰周辺がチクチク痛むのです。 

そんな時には
湿布に頼りたくなりますね(笑)

薬局には「これでもか!!」という程
たくさんの湿布が並んでいます。

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湿布には温湿布と冷湿布がありますが、
体温を下げたり上げたりする効果は
あまり期待できないんですね。

なぜなら
カプサイシンやらメントールやらの
配合成分が神経を刺激するので
脳が「勘違い」させられているだけだから。

また、消炎鎮痛成分の入っていない
プラセーボの湿布を貼っても
そこそこ痛みが取れてしまう(笑)

これは湿布を貼る事で
「安心」するというメンタルの効果と

貼った湿布の張力によって
筋膜のひきつれが解消したことによる
痛みの軽減とも考えられます。

いずれにしても
不安は痛みを増大させますし
安心は痛みを軽減させます。

湿布についてはプラセーボ効果も含めて
依存では無く上手に使いましょう。

筋膜の緊張と癒着が減少すれば
QOLは確実に上がります。

この点については、また後日^_^

written by Yuumi