我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

先日、会派メンバーとともに新設されました千葉県で9カ所目となる千葉県印旛児童相談所の内覧会に行ってきました。

 

場所は印西市牧の原で4月20日開所となります。

印西牧の原駅から歩いて7~10分程度でした。

 

 

これまで印旛地域を管轄していた中央児相は、管轄人口が約140万人で国の目安の50万人を大幅に超えており、一時保護も定員超過が続いていました。

 

千葉県では管轄区域の見直しや新設を予定しており、今回新設された千葉県印旛児童相談所は印西市、成田市、佐倉市など印旛地域9つの市と町合わせて約72万人を管轄します。

 

 

千葉県は2019年の野田市の児童虐待死事件などを受け、抜本的な児童相談所の新設が進めておりますが、平成の時代から私は県議会で児童相談所の課題と改善を議会で幾度となく要望しており、実際に事件が起きてからバタバタと動き始めた印象があります。

本来は未然に防ぐことが何よりも肝要であり、そのための整備等を行政が実践いかなくてはなりません。もちろんその後押しに議会や政治の力が重要です。

 

 

 

 

千葉県は2026年秋ごろに松戸市内に松戸児童相談所を開所予定で、中核市である船橋市と柏市も2026年度中にそれぞれ独自で児童相談所を開所する予定となっています。

管轄人口適正化に向けて、以下の表のように管轄を区割りし、順次整備されていきます。

 

 

結果として今後は千葉県内の児童相談所の数は政令指定都市や中核市独自整備も含め8か所から12か所に増加することとなります。

また児童相談所では多忙化やメンタルヘルス対策が非常に重要です。そこで千葉県では新設等に伴って管轄人口を減らすことに加え、ICTの活用等を駆使し職員の負担軽減と業務の効率化に向けて取り組みを進めています。

 

今回新設された印旛児相では一時保護用の居室を個室化するなど、階段や壁などどれをとっても子どもの過ごしやすさに配慮されており、執務スペースはフリーアドレスや緑を導入し、「職員が行きたくなる職場」を目指したとのことです。

 

 

現在、松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市を所管している柏市根戸にある千葉県柏児童相談所に視察に行った際に感じましたが、職員の働きやすい環境整備というのは仕事をする上で非常に重要なことだと感じてます。

 

 

 

今後、千葉県柏児童相談所の管轄区域も大きく変わります。

 

【現在】

千葉県柏児童相談所:松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市の5市140万人を所管

 

【今後】

●千葉県柏児童相談所:根戸から柏の葉に移転・建替し、流山市、我孫子市、流山市を所管

●柏市児童相談所新設:児童相談所を中核とした複合施設「(仮称)こども・若者相談センター」を来春までに開設:もちろん管轄区域は柏市

●千葉県東葛飾児童相談所を新設:松戸市、鎌ヶ谷市所管(場所は松戸市高塚新田)

 

※児童相談所は18歳未満の子どもに関する相談や虐待対応、一時保護などを担う専門の行政機関で都道府県や政令指定都市が設置します。2016年6月の児童福祉法改正において中核市の児相設置促進が明記されました。

 

千葉県では相次いで児童相談所の新設や建て替え等が進んでいる状況です。

 

今回、内覧させていただいた新設の印旛児童相談所の一時保護所の定員は34人です。

プライバシー保護の観点から12㎡の個室があり、授業を受けられる学習室(身体の大きさによって机や椅子の高さ調整ができる)、60人も入る食堂などがありました。さらには面談する面接室が12室もありました。

 

 

最大約120人の職員が働くことができる執務室では、千葉県庁本庁舎でも進めているオフィス改革と同じようなデザインとなっており、固定席がないフリーアドレス制。

 

 

ウェブ会議ブースや半個室作業スペースも準備されています。

 

 

児童の心理検査をする部屋や遊具などで遊ぶ子どもたちの様子を観察する部屋も完備されていました。

 

 

児童相談所というとどうしても「一時保護」を思い浮かべる方も多いかと思います。

児童相談所の本来の目的は18歳未満のすべての子どもが健やかに成長・自立できるよう、子どもの最善の利益を図り、その権利を擁護することです。

しかしながら、管轄人口の多さや虐待対応件数の多さからくる職員の多忙化等によって一時保護期間が長引いてしまったり、結果として環境の激変により子どもが情緒的に不安定になったり、学習が遅れたりするということが発生します。

 

私自身、里親制度の推進等も政策の柱に入れておりますが、里親登録をはじめ委託など一貫してサポートしているのも児童相談所です。

多岐にわたる大変重要な仕事を担っている児童相談所の整備を進めていくことは子どもを守ることに繋がります。

 

是非とも、こうした実態と対策を多くの県民にご理解いただければと思います。