我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日は海上自衛隊下総航空基地開設65周年記念行事に来賓としてお招きいただき出席いたしました。

 

日本周辺海域の警戒監視を担う海上自衛隊の最新鋭哨戒機「P1」1機が今年の4月2日に下総航空基地に初めて配備されました。

 

 

世界に目を向けますと北朝鮮によるミサイル発射や緊迫する中東情勢など、複雑な安全保障環境に直面しております。

 

 

 

下総航空基地では、能登半島地震の発生直後から指揮所を置き、災害派遣の命令があればすぐに飛べる態勢をとっており、東日本大震災では物資輸送を行うなど、災害支援に多大なるご尽力を賜っております。

 

大規模災害時、傷病者が多数発生した場合には、重症度に応じて市町村が設置した救護所や救急医療を担っている近隣の病院等へ搬送し治療を行うことになっていますが、医療施設やライフライン等、インフラへのダメージに よって、被災地域内の医療機能が大幅に低下することが予測されます。

 

千葉県では広域的な医療活動の拠点となる19箇所の病院を災害拠点病院として指定していますが、災害拠点病院が多数の重症傷病者に対応しきれない場合も想定されるため、この場合は被災地からさらに遠方の災害拠点病院等に迅速に搬送する必要がありますが、災害時には道路の断絶や渋滞など、交通機能が著しく低下することが見込まれるため、 陸路のみに頼らず航空搬送にも対応する必要があります。

 

そこで、航空搬送拠点として、海上自衛隊下総航空基地についても広域防災拠点としており、県外に重症傷病者を搬送する場合は航空搬送に際して患者の症状の安定化を図るため、海上自衛隊下総航空基地内に航空搬送拠点 臨時医療施設(SCU)の整備を行うこととなっています。

 

災害が発生した場合に、捜索、救助、水防、医療、防疫、給水、人員や物資の輸送など、さまざまな災害派遣活動を行ってくださっていただいていることに改めて感謝申し上げます。

 

明日の10月26日(土)には「基地一般公開」が行われる予定で、P-1型/P-3C型のフライトシミュレーター体験(合計110名・抽選)ができますので、以下、ご確認ください。

 

https://www.mod.go.jp/msdf/simohusa/event/event.html