我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

昨日で予算委員会が終了いたしました。

 

最終日は湖沼における外来水生植物対策事業ICT、IoT等の戦略的活用による地域活性化について質疑を行いました。

 

 

手賀沼における環境保全は県議当選以降、ずっと力を入れている政策でありまして、来年度の当初予算案に1千万円・新規事業として手賀沼をモデルとした湖沼における外来水生植物対策事業が計上されており、またまた大きな一歩へと踏み出すことができました。

 

特定外来生物について、手賀沼では、これまで市民団体等による自主的な駆除等に留まっていることから、行動計画では、流域の住民、事業者、行政の協働・連携による駆除を進めることとしたところです。
県としては、新規事業にて以下の取組を進めていきます。


・水生植物の繁茂状況の調査を実施
・効果的な駆除方法や継続的な管理手法の検討
・市民団体等への支援方策

 

その中で私が特に重視をしているのが「管理手法」と「市民団体等への支援方策」です。

 

私から質疑を行ったところ、

県答弁:繁茂状況の調査結果を基に、利水、治水、生態系などへの影響を考慮し、群落ごとの駆除の緊急性や作業の難易度等を把握した上で、具体的な駆除方法や、駆除の優先度の検討を行うとともに、実施体制や、住民、事業者、行政の役割分担などの検討を行う。
また、市民団体等への支援については、管理手法の検討結果を基に、市民団体等による自主的かつ継続的な駆除を可能にするため、
技術面なども含めた支援策について検討していくこととしている。

 

という答弁をいただきました。

 

昨年の6月定例県議会での一般質問において、私から、市民団体との連携や駆除方法・注意点の情報共有の場を作ってほしいと要望したところ、県に実現いただきまして、1月28日にに印旛沼水質保全協議会及び手賀沼水環境保全協議会の合同勉強会を開催 していただきました。

 

引き続き、計上していただいたこの1千万円を有意義に活用して、市民団体等と連携しただきたいと思います。

 

次に「ICT、IoT等の戦略的活用による地域活性化」についてです。

 

 

介護分野、中小製造業向けスマート化推進事業、県立学校のICT環境整備について質疑を行いました。

 

千葉県では、平成28年度から「地域医療介護総合確保基金」を活用して、「介護ロボット導入支援事業」を実施しており、補助率2分の1、1台あたりの補助限度額を平成30年度から10万円を30万円に引き上げて実施しています。

これまで見守りシステムを中心に、

●平成28 年度14施設、85台分

●平成29年度は14 施設、92台分

●今年度は114 施設、120台分を交付予定

 

平成31年度は、本年度に比べ約5倍の予算額となる6千4百万円を計上されていまして、当初予算額に対し、補助限度額30万円で算定した場合、来年度は約200台の介護ロボットを導入できると見込んでおり、今後も、介護職員の負担軽減のため、制度の

拡充について国に働きかけるとともに、必要な予算の確保に努めていくという答弁をいただきました。

 

千葉県としても介護ロボットの導入により、介護職員の身体的負担の軽減や業務の効率化が図られるとともに、介護職員が継続して就労するための環境整備に資すると県は考えているとのことでした。

 

そして、県立学校におけるICT環境の整備についてです。

 

今回の当初予算で県立学校普通教室用ICT環境整備事業としてICTを活用した学習活動のためにタブレット端末やプロジェクターなどの情報機器を整備することになっています。今回はモデル校の高等学校3校と全特別支援学校44か所に整備をすることになっています。

 

一部の学校のみのICT環境ではなく、すべての学校において最低限整備すべきICT環境を想定し、限られた予算を効果的かつ効率的に活用する観点から、その整備の在り方について、しっかりと検証を行ってもらいたい、と要望いたしました。

 

次は総務防災常任委員会での質疑となります。

まだまだ県議会は続きます・・・!!