アドラー流の子育ては
子どもとヨコの関係で関わること
信頼して任せることを大切にしています。
だけど、
なんでも子どもに任せる
全部自由にさせる
ということとは少し違います。
条件がつくんです。
「ただし、ルールの範囲の中で」
という条件が・・・
だって、子どもたちは
いずれ社会に出ていきますよね。
その社会はある意味ルールだらけです。
交通ルールもあるし
会社の就業規則もあるし
民法も刑法もなんちゃら法も・・・
そのルールは
「さまざまな人がいるなかで
なるべくみんなが心地よく暮らすため」
にあるはずです。
子どものやりたいことを尊重する
ということは大事。
だけど、なんの制限もなく
一人一人がやりたいことを
やりたいようにし始めたら
それこそ大混乱です・・・
教員一年目、
私はここで大失敗しました。
教員の世界では
「最初の３日間が勝負」
なんて言葉もあるくらい
集団をまとめるためには
最初に縦糸を張っておくことが大事
とされています。
縦糸というのは、
きまり・ルール・枠組みのこと。
一方の横糸は、
子どもと遊んだり、会話をしたり
横の関係を築くこと。
縦糸と横糸両方あってはじめて
大きな布を織ることができます。
特に、最初のうちは
子どもたちも様子を見ていて
おとなしくしているので、
この時期に、ある程度
縦糸を張っておくことが大事
と言われています。
でも、一年目の私は
そんなことを全くしらなくて・・・
宿題はいつどこに提出するか？
忘れものをした時はどうするか？
宿題の直しはどこまでするのか？
たいしたルールも決めずに
いろんなことが曖昧なままスタートしました。
すると、
「先生、〇〇ってどうしたらいいんですか？」
と、それぞれが個々に訊きにくるので
対応に大忙し。
前と少しでも違う対応をすると
「先生、こないだいいって言ってたじゃん」
と、すかさずつっこまれる・・・
そのうち、
どこまでなら許されるのか？
色々と試してきたり
誤魔化してみたり
それはそれは
ひっちゃかめっちゃかでした・・・
（もう大反省です）
よく考えてみたら
子どもたちも混乱していたんだと思います。
どこからどこまでが決まっていて、
どこからなら自分で決められるのか？
ルールも秩序もない自由さは
むしろ不自由でしかない！
「鬼ごっこ」だって
逃げられる範囲を
ある程度せばめて設定しているから
どう逃げようか？
考えるのが楽しいですもんね。
ここからここまで
という範囲が決まっていなかったら、
どこまでも遠くに逃げられて
追いつかないし、
追い付かないから
追いかけるのもやめちゃって
全然面白くなーい＾＾；
遊びも生活も
楽しく心地よくするためには
ある程度の枠組みやルールって
すごく必要だなと思っています。
わが家も
けっこうルールを作っています。
テレビの時間も
寝る時間も
起きる時間も
お菓子の量も
家事の分担も・・・
例えば、
「お菓子は３個まで」
と決めていますが、
何を選ぶかは
子どもたちが決めています。
ある程度の枠組みのなかで
「自分で選んで決めていいよ」
としてあげると、
子どもも混乱せずに
「自分で決めた！」
という自信を積み重ねることが
できるんじゃないかなと思ってます。
子どもに任せることも大事だけど
線をひく
枠組みをつくる
ルールを決める
ということも忘れちゃいけないですね♡
最後までお読みくださりありがとうございます。
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