先日ご来院頂いた30代の女性の新患さんのお話です。

 

2年前にご出産され、産後数ヶ月で急性腰痛(いわゆるギックリ腰)を患って以降、月に2,3回の頻度で急性腰痛を繰り返している状況。

幸い最近は数日以内に改善する軽度の急性症状で済んでいるものの、接骨院に通っても改善が見られないとのお話でした。

 

繰り返す急性腰痛の原因は、

1,古傷(瘢痕組織)が損傷を繰り返している

2,骨や椎間板の変形で神経道が狭窄している

↑2つのパターンが多いですが、今回は2年弱前に急性腰痛を発症してから繰り返している状況を考えても、下肢に神経痛は出ていない状態ということを考えても、古傷タイプの可能性が濃厚です。

 

ご来院頂いたタイミングでは強い症状がなかったため、、骨格のメンテナンスとリラクゼーションを目的とした施術を行い、最後のカンセリングのタイミングでホワイトボードを使って【症状の原因】と【改善方法】について簡単に説明をさせて頂きました。

 

【症状の原因】

産後の腰への負担増で、組織(筋肉or靭帯)が損傷し

          ↓

瘢痕組織(弱く柔軟性のない仮止め組織)が生成され

          ↓

(弱い)瘢痕組織が(強い)筋組織に入れ替わる前に、日々の負担で損傷を繰り返している。

 

【改善方法】

(弱い)瘢痕組織が(強い)筋組織に入れ替わるまでの間、コルセットやサポーターなどの装具を使用して守ること(できれば2歳になったばかりのお子さんを抱っこしないですむようになるまで)と、組織の入れ替わりを早めるために、軽度な運動習慣をつけること。

 

 

 

出産を1ヶ月半後に控えた患者さんのお話です。 

 

以前は頭痛でご来院頂いていた患者さんですが、ここ数年は調子が良く、季節の変わり目などに時々ご来院頂く程度でした。 

今回はかなり久しぶりのご来院でしたが、ご懐妊とのことで、慎重に施術させて頂きました。 

 

妊娠後期ともなるとうつ伏せが全くできないので、横寝姿勢になって頂き、首・肩周りに時間を掛けてほぐし、腰に関しては体重を掛けないように、指圧系のトリガーポイント技法で腰と骨盤のつなぎ目を中心に施術を行いました。

 

 施術姿勢の制限もありましたし、赤ちゃんのことを気遣いながらのソフトな施術ではありましたが、術後には「楽になった」と喜んで頂けました。 最後に、産後の骨盤ケアに関するアドバイスをさせて頂き、施術終了となりました。

医師の処方箋なしで買えるやせ薬が大正製薬から発売されるとのニュースを聞き、調べてみました。

 

簡単に説明すると「腸内の脂肪分解酵素リパーゼの働きを弱める」薬で、摂取した脂質の2割~3割程度の分解吸収を阻害してくれるようですね。

 

私が時々食べるマクドナルドのメニューで計算すると

チーズバーガー脂質13.4g 307カロリー 

ポテトМ   脂質20.5g 410カロリー

ナゲット5個 脂質16.0g 263カロリー

合計     脂質54.4g 980カロリー

 

脂質の25%消化吸収を防げるとすると、

マイナス   脂質13.6g 122.4カロリー

トータル   脂質40.8g 857.6カロリー

 

約12.5%程度のカロリー減になります。思ったほど劇的にカロリーを減らせる訳ではないようですが、脂質の比率が高い食事ほど、カロリーの減少率が多くなるはずなので、低炭水化物ダイエットとの相性は良さそうです。

 

この薬を調べていて一番気になったのは、消化吸収されなかった油がお尻から漏れる…という恐ろしい副作用があるようで、オナラをすると下着が汚れてしまったり、朝起きると布団まで油まみれで寝具を買い替える事態になることも…。

 

この副作用を調べていて思い出したのがバラムツという魚。

美味しいけれど、人間が消化できない油が含まれていて、食後はお尻から油がダダ漏れになるため市場への流通は禁止されているそうです。

 

このお薬の認可が、色んな悲劇を起こしそうでちょっと恐怖を感じました。