現代の釈迦・イエスと言われた大覚者・知花敏彦先生の言葉です。


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なぜ、ものをよく噛むのかと言いますと、よく噛むのは、そのものを分解して細かくしますと吸収がしやすくなりますね。


すると、嚙まないで食べますと、そのままストレートにどこからか出てしまうわけですね。

 

結局、多く食べても噛まないで食べますと、これはもう全部、出るべきところから出てしまいまして、吸収ができないと。

 

ものの働きというのは、粒子が細かければ細かいほど、吸収力が高まりますね。

 

 そうすると「倍食べるよりは、3分の1を食べて、よく噛んで食べて」、それ昔からよく言われていると思います。

 

 我々が、「よく働く」ということが非常に必要なことは、動かないで、働かないで、「怠け者」の血液は循環しないのですね。


循環しないというのは滞ることですから、コレステロールが溜まるわけですね。


常に循環しているパイプの中は、常にきれいなわけです。


だから血管の中は、働けば働くほど、血管は、血液は、きれいになっていく。

 

怠け者で、飯を食うことだけして、仕事をするのが、働くのが嫌だという人は、怠け者ですから、血管も怠けて、そしてそこにゴミが溜まって、とうとう老いる、病気になってしまうわけです。

 

だから、マラソンの選手なんかは、血液は非常にきれい、赤ちゃんみたいに、真っ赤な血をしていると。


これはしかし、空気の悪いところで、我々はマラソンをしますと、健康のためだと思っていますけど。

 

ちょうど、走っている時というのは、走ってマラソンしている時というのは、普通の、一般の呼吸の30倍、空気を吸います。


そうすると空気の汚いところで、マラソンをしていますと、30倍汚い空気を吸うことになりますね。

 

きれいな空気の所で走っておれば、30倍きれいになるということですけども、東京のど真ん中で、ジョギングだと言って、「ばい煙」の多いところで、30倍ゴミを吸うことになりますから、「早死にする」つもりかなと思うのですね。


東京あたりで、クルマが一杯いるところで、よく走っている人がいますね。あれ「早く死にたい」のかなと思うのです。

 

なぜかというと、普通の人の30倍も「ばい煙」を吸うことになります。排気ガスを吸うことになりますから、非常に不健康になります。ジョギングというのは、本当に空気の良い、綺麗な、すみきったところならいいのですね。

 

だからよく、養生をするというのは、海辺であるか、必ず山があるか、それは空気が良いからじゃありませんか。


空気のいいところに行きますと、養生と言いまして、これは非常に健康的で良いと。

 

私、知花が、この清里を選んだのも、その一例なのですけども、最近は観光客が多く、前よりは多くなりましたけど。


そういう関係で、私たちはその循環の法則っていうのは、絶対に人間の理屈や観念で曲げることはできないと。

 

「よく噛む」というのは、動くことですから、それは大変なことだと思いますね。


よく噛みますと、今、誰かが良くなると言うことも、ひとつ言えるわけです。


だからいかに、この粒子を細かくして、吸収しやすいようになりますかということですね。


粒子を細かいような状態にしますと、舌下といいまして、私たちの皮膚には穴がありまして、舌の先、舌下と言いまして、そこから入りますと、即、血液の中に入りますね。非常に即効性が早いですね。

 

だからカルシウムというのは、非常に吸収しにくいと言われていますけど、カルシウムというのは、何に結合しやすいかというのをよく知らねばなりませんね。


カルシウムというのは何から作られているかというと、炭素と窒素で出来ているのです。それを結合して、「原子番号50」ってのが、出来るのですね。


そういう科学の働きというのを知りませんから、人間は何でもいいから食べておれば良いという考えがあります。


カルシウムが少なくなりますと、「頭が悪く」なります。頭が良くなるんじゃなくて、悪くなるのですよ。

 

それは酸素とも、もちろん関係あります。


我々の血液を運んでいるのは酸素なんですね。


酸素が無ければ血液の循環ができません。


我々は、何のために空気を、酸素を吸っているかと言いますと、血液を送る、息を吸っている間は、血液は循環しますけど、息が止まりますと、血液はストップするのですよ。

 

だから、常に良い空気を吸って、常に良い運動をおれば、それは常に血液が循環しておりますので、健康に良いのですよ。


よく食べて、よく寝て、よく働かない人は、不健康ですから、血液の循環はどうですか。動いているときの、働いているときの血液の速さと、何もしないときの速さと全く違います。

 

そうなりますと、血液が、血管が汚れて、コレステロールとか、汚いものが、付着してしまって、サビてしまう。


ちょうど、水道のパイプでも、蛇口から水を出している間は腐らないけど、止めてしまえば、水道管の配管が腐ってしまう、赤サビしてしまうようなものです。

 

私たちは、本当に循環しておれば,絶対サビるものではないですよ。


だから怠け者は早く死ぬんじゃないですか。


死なないためには、まず働くことですよ。動くことですよ。


動かなくなったら、「もうあの世に近いのかな」とよく言いますね。


だから、働くこと、動くことが、非常に健康に悪いのでしょうか、良いのでしょうか。

 

働いているとき、皆さんは、働かないときの空気と、また働いているときの呼吸法が、どれくらい違うと思いますか。10倍以上も呼吸するわけです。


働いているときと、働かないときの、呼吸数の差というものが。


そうなりますと、仕事が無くて、例えば定年になって早死にする人がいます。


その働いている、勤めている間は、よく働きますので健康が良かったけれども、定年後まもなくあの世に帰ったという人が結構多いは、働かなくなった、動かなくなった。

 

そうすると血液の循環が悪くなりますので、不健康になって早死にするという結果を招くわけです。


だから、動くということは生きているということですね。


動かなくなったら、死ということですよ。動いている間は、働きますということですよ。

 

それを、何物(なにぶつ)といいます。動物と言いますよ。


「動く物」と書きまして、動く物、我々はみんな動く物ですから動物ですよ。


だから、動かなくなったら死体にしかならないわけですね。

 

その循環の法則を、私たちは本当に守っていたとするならば、私たちは死ぬことも病むことも無いですね。