久しぶりのブログ更新ですねぇ(^-^;
最近は地味に在庫制作をやっている状況で特に注文が入っているわけでもなく静かに日々を送っている状況です。
ただ、自分が風邪ひいたり(完治)おばちゃんが風邪ひいたり(現在進行形)と身体の中の大掃除をしたわけです
自分は年末ごろから「Pallitto」という洗車専門店の動画にハマり(最近はビューティフル・カーズというものにも…)色々とやっていたりもします
まぁ、そもそも某カーコーティング専門店に毎年年末ごろお世話になっていたのですが年一のメンテナンスに疑問を持ってしまっていたので、今後はDIYにて行っていこうとなったわけです。
大金を払って酷い仕上がり状況ではこうなります…
詳しくは記載しませんが車好きとしては残念極まりないです
タイトルの話に戻りますが、土偶さん制作の内容はインスタにも公開した文章をそのまま掲載します(^-^;
そして本日は毎年恒例行事の「自家製味噌の仕込み」をしました
他にも時期になると梅干し漬けたり色々と、おばちゃん主導のもと農家チックな事をやっております。
先ずは制作のお話から…
最近、おっちゃんは明け番(泊り勤務明けの日を指します)で小さな御守土偶さん(日本で一番有名な教科書に載っている土偶さん「シャコちゃん」(実物は片足ありません)を作っていますが(おばちゃんは作らない)師匠から言われた事を思い出す…
師匠「この小さな作品で、そこまで彫りを入れて作ってしまっては安い価格で出すのはダメではないですか。 そこまで彫りを入れたならば5,000円〜1万円の作品になってしまいますよ。 もし、安価で出すのであれば少しだけ彫りを入れて焼き上げればキチンと仕上がるように型を作っているわけですから、よく考えて私の作品を見て弟子達は私のように大損しないで貧乏にならないように作品を作って世に出してください。 手間暇掛けて時には爆発もして決して100%完成する訳では無いのですから、そこらへんも加味して適正な価格というものを付けてくださいね。」
そんなお小言を言う師匠でしたが…師匠こそ自分達から見たら「そんな価格で出したりポンポン差し上げてはダメではないですか!!」でした
それなので女将さんや息子さん&娘さんから呆れられていた節もあります
実際、購入していただいたお客様や卸先であるHappy
Decoration(@happy_decoration358)のお店の方達にも「土偶さん…安すぎませんか?」と言われる事も多々あります。
しかし、世の中的には「柴谷浩二の作品でもないのに、そんな価格で売っているのか?! 弟子のクセに師匠より値段が高いとは何事だ!!」ともなっているようです。
私のブログにも記載しているように「土偶さんで生計を立てているわけではないので購入していただかなくて結構です。 私達は商売で土偶さんを制作しているのではありません。 本当に欲しい方が手に取っていただいて「手に入って良かった。 嬉しい。 奉納に使います。等々…」と物事の本質を分かってくださる方々のお役に立てる事だけに制作をしています。」と書いている通りなのです。
もう一つのインスタアカウント「夢野工房 @yumeno_koubou_03690 」でも、妻である「土偶作りのパートのおばちゃん」もメッセージを発信していますが、そこにも師匠の心からの思いと私達の思いが記されています。
最初に書いた師匠の言葉通り、おっちゃんの作品はとても価格に見合うものではないのは確かでした。
小さなシャコちゃん一つ作るのに彫りだけで最低1時間以上、最高で2時間掛けて彫りを入れていました。
こうなると作品の制作スピードも超鈍速になり在庫を切らしてしまう事も多く、結果的にお客様に長期でお待ちいただく事になっておりました
そこで意を決して彫りたい衝動を抑えて師匠の安価な作品を見まくって、価格に見合った作品を最近は制作しております
需要があれば彫りを完璧に入れた御守土偶さんを制作致しますが、3,000円で出せる御守土偶さんは写真の様に軽く彫りを入れた仕様になります。
それでも焼き上げれば素晴らしい土偶さんになるよう型作りは万全にしてあります
写真の1枚目と2枚目は簡単な彫りのみで乾燥させた作品と焼き上げた作品。
3枚目と4枚目は完璧に彫りを入れた乾燥待ちの作品と焼き上げた作品です。
出土感満載なのは簡単な彫りの作品で、美術品仕様なのが彫りを完璧に入れた作品です。
皆様はどちらがお好みでしょうか?
と、ここまでの制作の話はインスタの文章そのままコピペです
次は本日行った味噌の仕込みのお話
自家製味噌を作り始めたキッカケは滋賀に住む友人に2021年3月に誘われた味噌作り体験会に参加してからです♪
それ以降は毎年2月に自宅で味噌の仕込みをするようになりました。
昨年は土偶さんを購入していただいた方から頼まれて味噌作りワークショップを行い皆さん今年無事に味噌が完成して喜びのメッセージが届きました
今日の作業工程は、おばちゃんが撮影した写真を付けて書いてゆきます。
先ずは一晩以上水に漬けておいた大豆を3時間かけて煮ます。
この鍋以外に2つの鍋で茹でていますが合計11キロ強の仕上がり予定です。
それでも2人で1年間の消費でギリギリです(^-^;
指で軽く押して潰れたら茹で上がりです。
今年の大豆は少々硬めで粒味噌になります(^-^;
茹で上げの最中に行う事は麹と塩を混ぜ合わせる作業です。
全部が綺麗に解れて混ぜ合わさるようにします。
これをキチンとやらなないと均一な味噌玉にならなくなるので要注意です。
大豆が茹で上がったら少し冷まして二重にしたビニール袋に入れて足で踏んで潰してゆきます。
これは、おばちゃんの足ですが今回の大豆…本当に硬めで、おっちゃんの体重をもってしても粒味噌状態です…
農作物は毎年同じ商品であっても決して同じでは無い事に氣付かされます。
これは同じ型から出した土偶さんが一つとして同じものが無いのと同じなのかもしれません。
全て潰し終えたら、先に混ぜておいた麹と塩と混ぜ合わせます。
次は空氣を抜きながら味噌玉を作ってゆきます。
空氣抜きはハンバーグを作る要領です。
味噌玉はオニギリの要領ですが丸い玉にしてください。
なんだかネコと土偶さんに似た味噌玉もありますがこの後丸くしました(笑)
これを今度は塩を底に撒いた甕に手首のスナップを効かせて空氣が入らないように投げつけてゆきます。
空氣が入ると…カビます
全て入れ終えて綺麗に均したら酒粕で蓋をします。
これをすることにより天地返しをしなくて済むという利点があります。
コレも隙間なく空氣が入らないようにして均一に敷き詰めます。
これが終わったらラップで封をしますがコレも空氣が入らないようにします。
最後に新聞紙を掛けて1年間寝かせるといった具合です。
我が家ではこの新聞の蓋にオマジナイの言葉を書いて冷暗所に安置します。
途中色々端折って書き上げましたが、甕などは25度の焼酎で消毒したりしています。
他にも酒粕の蓋をする前に塩を敷き詰めたり作業があります
こんな感じで今年も無事に味噌仕込みは完了しました
何時も、夢野工房「土偶作りの おっちゃん2号のブログ」をお読みくださり真にありがとうございます!
今回のブログも特に制作の作業の詳細と言う状況ではありませんでしたが最後までお付き合いいただきありがとうございました♪