こだわりのレース着物で雪コーデ | 遊蝶花(ゆうちょうか)

遊蝶花(ゆうちょうか)

きもの好き・ゆかた好きによる
普段着きものつれづれと
日々の面白出来事備忘録です

 

先日の劇団四季のリトルマーメイドは着物で見に行きました。

せっかくだから海をテーマにしたかったけれど、冬なので。

せめてもの、「青」をテーマにしてみました。

 

七宝柄のレース着物。

白に近いけれど、うんと淡いアイスブルーなので生地が重なっている縫い目の部分だけほんのり水色に見えます。

とっても繊細な作りに一目惚れした一着です。

 
ここ数年でレースの着物、レースの羽織が急に増えました。
ところが「これだ!」と思う出会いはなかなかないもので。
この着物に出会って納得。店員さんも
「やっと正解を見出せました」

と言っていました(笑)

すっかりお付き合いの長くなった店員さん曰く、

「今までレースの着物をおすすめする気にはなれなかったんです。なんでって、これですよ!」

細かなレースの柄も、花や葉っぱの大きな柄もなんだかしっくりこない、かといって幾何学模様はいかにも「機械で織りました」感が出てどうも違う。

この着物は七宝柄の大きさも程よく、ごくごく淡いアイスブルー、白っぽいけど光の加減によって新雪のようにきらめく繊細さが良い。レースも色も、雪みたいに触ったら溶けそうなこの繊細な雰囲気が欲しかったんですよ…!!

――と力説されました。

相変わらずの全力の接客ぶりが楽しいお店です。

 

ちなみにちゃんと冷静な分析もありましたw

この色合いは、日本人に多い黄色系の肌色の方とは相性が悪いはず。肌の色を「春夏秋冬」のパーソナルカラーで診断した時、どちらかと言えば青みが入る夏冬タイプの人向きで、冬タイプの人がより似合う色。

私の肌は「冬」タイプです。

黄色やオレンジ系は驚くほど似合わないので手を出しません(笑)

 

帯は茶色に雪の結晶をモチーフとしたノルディックの名古屋帯を。

観劇用に、低反発クッションな帯枕を使いました。

梅の形に雪の結晶のような彩色の帯留さんは、作家もの。いつぞやの誕生日に友人がプレゼントしてくれたものです。

ジャガード織の帯揚げに、同じ生地で繊細なレース飾りがついた伊達衿を合わせ。

半衿は青系グラデーションで海っぽさも意識しました。

 

 

半衿は手ぬぐいです。

縦半分にカットしてそのまま使うと左右で見える色が違うオシャレ半衿になります。ずっと気になっていた柄、レース着物にあわせて購入しました。

 

雪の結晶を文様化した伝統柄「雪輪」も好きですが、雪の結晶そのものを描いたものも好きです。

 

撫松庵の白レースの名古屋帯も素敵なのです。

夏帯として販売されていますが、レースなので。

普段着ならあまり気にせず通年利用してしまうやも。

濃い茶色の着物にこれを合わせたら、それこそ雪のイメージで映えそう。デニム着物にも間違いなく合いますね。

 

七宝柄の着物に色の濃い七宝柄の帯を合わせても面白いですね。

 

雪輪柄ににゃんこが遊ぶ図案も面白い。

 

低反発クッションの帯枕。

背中をもたれかかってもOKなので、観劇や乗り物での長時間移動がある時に使っています。

きものの小物類も探すと色んな改良版が登場しているので、時々は情報のアップデートが必要です。